最近、耳にする「ナッジ」とは?

こんにちは!「働くあなたを元気にする」コーチです。

今日のテーマは「ナッジ」です。

たまに新聞やニュースなどで見聞きする、ちょっと聞きなれない言葉ですね。

私もよく知らなかったので、ちょっと調べたミニ知識を今日は共有させて頂きます。

大阪大学大学院経済学研究科の大竹文雄教授による説明では、

「ナッジ」とは、政策手段の一つで

「一人ひとりが自分自身で判断してどうするかを選択する自由も残しながら、人々を特定の方向へ導く介入」

とのこと。

ナッジには大きく分けて二種類あります。

1.情報提供型ナッジ
2.デフォルト設定型ナッジ

1.「情報提供型ナッジ」とは、コンビニでレジに顧客が一列に並ぶように、レジの前の床に「足跡」の絵を描く。これは情報提供型ナッジの実例です。

もっと単純に、情報を単に提供するだけで人々の行動が変わることがあります。例えば、ファストフードレストランのメニューにカロリー表示をする、たばこのパッケージに健康警告画像を表示する、などです。簡単に想像が付きますよね?

2.「デフォルト設定型ナッジ」は、先ずデフォルトとは、何も明示的意思表示をしていない時になされる意思決定のこと。

例えば、最高裁判所裁判官国民審査では、審査を受ける裁判官の使命のところに「✕」を記入した場合に「その裁判官を辞めさせたい」という意思表示になります。

一方、何も書かなければ「その裁判官を辞めさせたくない」という意思表示をしたと見なされる。つまりこの場合、裁判官を信任するという意思決定が「デフォルト」になっているのです。

別の事例としては日本で、公的年金に加入することは義務となっていますが、一方「iDeCo(イデコ)」という個人型確定拠出年金は任意加入です。つまり能動的にiDeCoへの加入申し込みをしない限り加入できません。そしてそれは任意です。

それで思い出したことがある!

以前、私が家族と共に移住生活を送っていたニュージーランド。

ニュージーランドの私的年金制度である「キウイセーバー」は、そう言えば「自動加入方式」でしたね。従って、加入しない、という意思表示をしない限り加入したと見なされ、毎月一定額の年金保険料を徴収されてしまう。

一生ニュージーランドに住むと決めていたら、そのままの加入しておいたかも知れないが、加入しない(「Opt Out」と表現)旨の表明をしました!

これもナッジの一種だったのだ!

今日はこれくらいで。続編は気が向いたら投稿します。

ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ

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