木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day4)「儲かる仕組みを考える」

儲かる「仕組み」「仕掛け」を考... 儲かる「仕組み」「仕掛け」を考える
木村勝男著「放牧経営」を読み進...
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

昨日に引き続き、木村勝男氏の著書

「放牧経営」

を読み進めて行きながら、私がキーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。

この本のテーマを一言で表現すると

「いかに経営社員を育てるか?」

経営社員?

はい!

- 木村氏が考える「経営社員」とは? 
- そのような社員を育てる仕組みとは?

これらを読み解きながら進めて行きます。


第1章「あなたには経営者の資格がありますか」

章立て
1.社内に経営者を作る(完了)
2.社員には「稼ぎ方」を教える(完了)
3.「儲かる仕組み」を創る(本日)


『「儲かる仕組み」を創る』

章立て
1.目標と目的
2.「仕事」というものをどう捉えるか?(社員目線と経営者目線)
3.考え方の差が会社を伸ばす


1.目標と目的

(1)世の中で今、目標達成能力の高い人材が求められている。

(2)目標設定は、誰が、何を、いつ迄に、など「5W1H」を明確にすることが大事。

(3)しかし目標設定をする前に、もっと重要なことがある。何のためにという「目的」が必要。経営社員には目標設定の前に、必ず目的を考えてもらう。

(4)経営者は「会社が存在する理由」と「働く目的」を、社員に明確に伝えなければならない。


2.「仕事」というものをどう捉えるか?(社員目線と経営者目線)

(1)社員目線では、従業員ではなく「主業員」という発想が必要。

①仕事は給料を得るためだけではなく、自己成長が得られるものと捉える。

②「能動的」に仕事をすると課題が見えてくる。逆に言うと課題が見えてくるのは、自分が能動的になっている証拠。

③「従業員」は業務に従う人。「主業員」は自らの意思や自律性・能動的に業務に携わる人。

④能動的になると「学び」大きくなる。だから成長する。


(2)経営者目線では、人件費は「投資」、という発想が必要。

①人件費は、その人が価値を会社にもたらすために必要な投資と捉える。

②人件費には給料だけではなく、教育投資も必要。

③生産性、特に「知的生産性」を高めるための投資が必要。知的生産性を向上させることは即ち、「儲かる仕組み」を考えること。


3.考え方の差が会社を伸ばす

(1)小さな会社でも利益は出せる。必ずしも大きな会社が強いとは言えない。

(2)企業の生産性は「知的生産性」が生み出す。小さな会社だが、知的生産性を最大限に活用して大きな仕事は出来る。

(3)経営者の仕事は「経営のアイディア」を生み出し、利益を出すこと。

(4)そのためにはBS(貸借対照表)上の指標から会社の姿を描く。これが長期的に全体最適な経営を求める考え方である。

(5)つまりPL(損益計算書)を下の方、即ち純利益額を出発点にして、必要な売上をはじき出す、という発想が有益。


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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