Dec
12,
2021
木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day10)「強いB/Sと生産性の高い社員を作り出す」
少し間隔が空きましたが引き続き、木村勝男氏の著書
「放牧経営」
を読み進めて行きながら、私がキーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。
この本のテーマを一言で表現すると
「いかに経営社員を育てるか?」
経営社員?
はい!
- 木村氏が考える「経営社員」とは?
- そのような社員を育てる仕組みとは?
これらを読み解きながら進めて行きます。
第3章「『経営社員』の育つ会社」
章立て
1.なぜ経営社員を育てられないのか?(完了)
2.経営者の通信簿(本日)
3.B/S経営とは?
4.経営理念 X B/S経理
5.経理理念の浸透
6.小さい会社こそ「経営社員」は育つ
「経営者の通信簿」
章立て
1.経営者の評価は「外部評価」と「内部評価」
2.昭和の経営では生き残れない
3.変化対応力を身に付ける
1.経営者の評価は「外部評価」と「内部評価」
(1)「外部評価」はその会社の業績として表れ、決算書に反映される。
(2)決算書にはB/S(貸借対照表)とP/L(損益計算書)がある。B/Sは長期的思考、P/Lは短期的思考・戦術的思考だと捉えている。
(3)P/Lは年度ごとの短期的な収支を見るもので、もちろんこれは重要。
(4)一方、B/Sは会社が生まれてから今までの企業活動の結果なので、さらに重要である。会社の過去の営みが全て表れている。
(5)「内部評価」は、社内にどれだけの人材が育ったのかに表れ、社員一人当たりの生産性に反映される。
(6)どうすれば社員の生産性が上がるのか?それは「儲かる仕組み」づくりに取り組むことが必要である。
(7)経営者にとって、強いB/Sと生産性の高い社員こそが、目指すべき通信簿である。
2.昭和の経営では生き残れない
(1)「うちの会社は社員が100人を超えた!」「うちは新しい店をオープンした。これで十店舗目だ!」「今年の売上は五億円に届きそうだ!」と自慢する経営者がいる。これは経営者の見栄である。
(2)昭和の高度経済成長期は終わった。今は供給が需要を上回る時代。競争は激しく、顧客は自分が満足できる高付加価値の商品やサービスを要求する。市場のニーズが目まぐるしく変化する時代である。
(3)そんな時代に見せかけの規模を追う経営をしていたのでは生き残っていけない。市場のニーズに合わせてこまめに変化していくことが企業に求められている。
(4)従って、売上目標から純利益目標へ切り替える必要がある。
3.変化対応力を身に付ける
(1)経営者には「変化」に気付き、自らを「変化」させる姿勢が必要。
(2)また顧客・市場の変化を最初に感じ取るのが現場社員。現場での変化対応力の醸成が重要。これが出来るのが「経営社員」。
(3)変化のヒントは現場にこそある。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
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