リーダーに不可欠な自己認識力(Day5, final)「『自己認識力』を高める方法」

今日は!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

最近、私の頭の中でぐるぐる回っているビジネスワード、

「自己認識力」

エグゼクティブコーチとして社長や役員、管理職と関わる中で、当然

「リーダーシップとは?」
「リーダーとは、どうあるべきか?」

という問いを日々追いかける中で、この

「自己認識力」

というものにぶち当たりました。

今日はその五回目、最終回。

1章:自己認識力とは何か(完了)
2章:なぜリーダーに「自己認識力」が不可欠なのか(完了)
3章:自己認識力の低いリーダー vs. 高いリーダー(完了)

4章:どのように自己認識力を高めるか(本日)


【4章:どのように自己認識力を高めるか】

1.ターシャ・ユーリック著の「insight」によると、自己認識には内省などで自己理解を深める「内的自己認識」と、他者の認識を知ることで自己理解を深める「外的自己認識」がある、とのこと。

リーダーシップの向上には後者、「外的自己認識」が欠かせない。なぜなら周り人のレンズで自分を見つめ直すことが、組織を動かすためには欠かせないからである。

そして、上記著書の訳者、中竹竜二氏によると、外的自己認識を高めるためには以下の視点が必須とのことである。

(1)意識を、他責ではなく「自責」へ転換させること。
(2)自分の弱みをさらけ出すこと。
(3)他人の言葉にきちんと耳を傾ける。他者からのフィードバックを受け入れる。


2.組織を率いるリーダーは、自分とは正反対の人や、自分には持っていない資質を持つ人を登用することを心がける。

3.一方、経験と権力は自己認識の妨げになるかも知れない、と認識しておく。従って、周りの人たちに「厳しい」フィードバックを求め続ける必要がある。

4.「内省」によって、自己認識必ずしもが高まる訳ではない。それは内省の方法が非効果的なことが往々にしてあるからである。

つい我々は「なぜ」と問いがちだが、ネガティブな面に焦点が当たってしまって効果的ではない。

むしろ「なに」を自分に問い掛けるべきである。「なに」という問いは客観性と未来志向を保ちつつ、新たな洞察を得られる可能性が高い。

参考文献:
「insight インサイト」ターシャ・ユーリック著、中竹竜二訳
「True North」Bill George著


今回でこのシリーズは終了です。いかがでしたでしょうか?

それでは、また次回!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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