~エーレンブライトシュタイン城塞とICE~
ライン川とモーゼル川が合流する地点に古くから栄えたコブレンツという町があります。
コブレンツとマインツの間には、観光船が就航していますが、時間がないときは鉄道でもラインの風景が十分楽しめます。
丘の上に建っているのが、エーレンブライトシュタイン城塞。ここに登るとライン川とモーゼル川が眼下に一望できて絶景です。
その下をマインツまでドイツ鉄道はライン川沿いに走っています。フランクフルトとケルン方面を結ぶ幹線なのでICEも頻繁に走っています。
~小湊鉄道 上総中野駅~
千葉の五井駅を出発し街の中を走ってきた小湊鉄道は、田園の中を走り、養老渓谷を過ぎやがて終点の上総中野駅に到着します。
この辺は人家も少なく人里離れたのどかなところです。信号の警報機が鳴り出しても列車(1両だけど)はなかなか現れません。
やがて、ぐにゃぐにゃの線路を慎重にゆっくりお尻を振りふり終着駅に到着します。
この駅は、いすみ鉄道との接続駅。降り立つ人は現地に住んでいるわずかな人とカメラを抱えた鉄道ファンのみ。鉄道カメラマンはこの駅で写真を撮りまくり、やってきたいすみ鉄道に乗って、房総半島の大原に向かって行ってしまいました。
しばしの賑わいの後、再び人っ子一人いない静寂が戻ってきました。
~ユングフラウ鉄道とヴェッターホルン~
スイスのインターラーケンからユングフラウヨッホに登る登山電車の風景です。
ふもと(といっても中腹ですが)には、開墾された牧草地帯が広がり、どこを見ても絵葉書になりそうな景色が続きます。
クライネシャイデック(ユングフラウヨッホに上る乗換駅)とグリンデルヴァルトを結ぶ路線の風景です。アイガーはじめ、ヴェッターホルンなどの高山の裾の急勾配をアプト式線路でゆっくり上ってゆきます。
~ユングフラウ鉄道~
1893年に開業したスイス、ユングフラウ鉄道。
インターラーケンから標高約2,061mのクライネシャイデック(小さな峠という意味)駅まで最大斜度25%の急勾配をアプト式のレールを使ってゆっくりと登っていきます。
登山電車に乗車していては、電車の姿が見えないので、線路沿いの登山コースを延々とハイキングをして登山電車と雄大な山々の景色を眺めてきました。
おかげで足は豆だらけになり翌日は歩けなかった。電車に乗るのももちろんいいけど、その姿を眺めるのもまた格別です。電車の窓からは日本からの観光客の皆さんが手を振ってくれました。変な日本人と思われたに違いありません。少し無謀な山登りでした。
~アイガー北壁と登山電車~
アルピニストが憧れるアイガー北壁(標高3,970m)。ほとんど垂直に切り立った北壁は標高差1,800mあり、登頂するには強靭な体力と秘術をもってしても、2,3日は要するという世界屈指の岩場。
その雄姿を眺めるだけなら、登山電車で簡単に訪れることができる。麓(といっても標高2,000m)のクライネシャイデック周辺には、アイガーはじめ多くの名峰が眺められるハイキングコースもよく整備されています。
咲き乱れる様々な花や放牧されている牛、目の前にそびえるアルプスの名峰、眼下には湖、天候にさえ恵まれれば最高のハイキングができます。
イラストは、クライネシャイデック駅からアイガーの岩の中をくり抜いたトンネルを通りユングフラウ(標高4,158m)の近くまで通じる登山電車。世界中からの多くのツアー客で賑わっていました。
~阪堺電車北畠停留所(大阪)~
昨年、母校の高校を久しぶりに見てきました。校舎は立派に建て替えられていましたが、最寄り駅の阪堺電気軌道「上町線」の「北畠駅」は昔と殆ど変わらないまま残っていました。
上町線の歴史は古く明治30年大阪馬車鉄道として天王寺-東天下茶屋間が開通し、その後電化され堺まで伸び、一時は市民の足として大活躍したものの、昨今のモータリゼーション、少子化、高齢化の波には勝てず、堺市の支援を受けて何とか廃線にならずに頑張っています。
北畠駅の危険極まりないプラットホームも昔のままおんぼろ状態。経営難のため投資ができないのでしょう。そのためか今でもレトロ感満載で「上町線」は元気に走っています。
大阪唯一の路面電車ですので何とか存続してほしいものです。
~ハルシュタットの渡し船~
オーストリアの世界遺産「ハルシュタット」に行く電車と船です。
ハルシュタットは僻地にあり、鉄道でいく場合には、オーストリア鉄道のハルシュタット駅で下車しますが、街は湖の対岸にあるので、駅から渡船で対岸まで渡らなければなりません。
イラストは、断崖絶壁を縫うように走るオーストリア鉄道と、ハルシュタット市街に行くための連絡船です。
ハルシュタットは絶壁にへばりつくように集落が立ち並ぶ美しい街です。塩鉱があり古くから岩塩の産地として栄えた街です。岩塩の採掘を見学するツアーもあります。
~グラーツ市街の路面電車~
ウイーンの南にグラーツという中世の街並みが残っているオーストリア第2の都市があります。
中央駅から徒歩でもいけますが、絵のような路面電車に乗ればすぐに旧市街にいけます。登山電車にのって丘に上り旧市街を一望して、市内の散策するのは半日あれば充分の小さな町です。
クラシックな街並みと低床式のモダンな電車の組み合わせが良く似合う美しく楽しい街です。
絵の道路は自動車進入禁止道路。電車が来ると人々は悠然と電車に進路を譲りますが、事故が起きないのが不思議です。
わたらせ渓谷鉄道神戸駅付近
桐生の友人を訪ねた時に、わたらせ渓谷鉄道を見に行ってきました。
わらせ渓谷鐡道は旧国鉄の足尾線を引き継いだ第3セクターの運営する鉄道で、絶景の渓谷美を誇る全国有数の路線です。
絵は、神戸(ごうど)駅に入線する下り列車をモチーフにしたものです。
この駅には、東武鉄道の昔の特急電車をそのまま使ったレストランや、昔懐かしい駅弁売りのおじさんがいたりして、休日には鉄道ファンをはじめ多くの行楽客でにぎわっています。また、駅の東側には、美しい渡良瀬川があり、ちょっとしたピクニックもできます。
和歌山電鉄伊太祁曽駅
和歌山駅から貴志駅を結ぶ和歌山電鉄の伊太祁曽駅。
この鉄道は猫の駅長で有名になりました。昨年はアフラックのCMでも使われています。(ぼくには・・・持病がある・・・のCM)
車両は南海電鉄の中古ですが、「たま電車」「イチゴ電車」「おもちゃ電車」など趣向を凝らした電車が走っていていつも鉄道ファンでにぎわっているようです。
絵は、ほぼ中間地点にある「伊太祁曽駅」の車庫です。左が「イチゴ電車」右が「おもちゃ電車」。「伊太祁曽駅」がこの鉄道の中心地らしいのですが、駅名がイタリアを連想させるようでもあり、日本神話に出てきそうな名前でもあり、なんとなく格調が高そうな駅名です。駅から歩いてすぐの所に、伊太祁曽神社があります。なかなか格調の高い神社です。
デザインは、形(南海電車)は同じでも、外観の色彩や模様を変えることによりまったく違ったイメージになるお手本のような電車が走っています。
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