1月22日 娘から電話。ガス代金の請求が高額で調べて貰っていると言う。色々大変だ、ヘトヘトという感じだった。 引っ越し後に一緒に暮らすことへの不安と葛藤についても話された。詳しいことは明日の朝にでも。。。。
1月21日 6時半起床。昨夜、夜中のうちに停電があったみたい。いつものデジタル時計(電光)が12時33分だかでフラッシュしたままになっていた。キッチンのオーブン、電子レンジ、珈琲メーカーの時計も皆それぞれでたらめに止まっていたし、マイMacも電源が落ちていた。いつ停電があったんだか、全然、知らない。 8時過ぎ、夫と娘が起きてきたので、意を決して掃除を開始。夫が掃除機をかけてくれ、わたしは新しいStain Vacum Cleanerを組み立てる。ちょっと手間取ったがなんとか完成、お湯と溶液を入れ、いざ・・・ おぉ〜〜〜やっぱりよく落ちる〜〜〜!とても綺麗になった。 娘は自分の荷物をまとめた後、色々と手伝ってくれて大助かり。昨夜の働きも素晴らしかった。彼女がいてくれたおかげで、家の中がとっても綺麗になった。夫は夫で、BasementのStrage roomのフロアーを綺麗にしてくれたし、なんだかみんな、よくやったね。 娘を送りがてら、なんとなく今回の家見せは良い感触があるような気がする、なんてことを言い合う。皆、ちょっと興奮気味。慌てての大掃除だったけど、結果おーらいで、良かった。 娘をおろした後、引っ越し先の候補地をちょっと見てまわった。あるエリアは森に続いていて、木立が多く、家々のまわりの木も大きく、とても気に入った。バックヤードのフェンスがあれば完璧なのだけど、、、まぁしかし、実際にエリアを見れたのは良い経験になった。 娘が突然、一緒にクラスかどうかはわからない、というようなことを言い出して、わたしたち夫婦はちょっと気分を害した。いつまでに決めて欲しいか、なんて、まるでわたしたちが彼女に頼み込んでいるような言い方(に、少なくとも聞こえた、ということ)。 まぁ少し時間をあげよう。一緒に住んでくれたら月々の支払いが楽になるのだけれど、こればかりは強制できないものね。 さて、明日から4連勤。はやく寝よう。
1月20日 休み。7時起床。 珈琲を飲みながらだらだらとネット。 いつの間にか雪が降ってきてびっくり。 10時過ぎ。夫と一緒に雪のなか、犬たちの散歩へ。 出かける間際になってボンボンからテクスト。今夜の4−9シフトを探しているという。HELP!というのから始まっていて、ちょと気持ちが揺らいだ。けれど、心を鬼にして、断りのテクストを送った。 予想外に結構な雪で、出かけるのを断念。 家を留守にするからと断った手前、なんだか落ち着かない。 が、夕方近くになって、RealtorのAからメッセージ。明日、家を見せたい、という連絡だった。えーーーー困るーーー! このところずっと家を見せることがなかったので、安心しきっていただけに、ちょっとパニック。掃除、全然してないんだよーーー。 冬の間、のうのうだらだらと過ごして来たツケがまわって来た感じ。 わたし的には断ろうかというつもりでいたが、夫と娘は、見せたほうが良い!と言う。よくよく考えると確かにそう。家を売りたいのであれば、フレキシブルでなくちゃ。。。 そういうワケで、急遽、大掃除。娘がせっせと手伝ってくれて、とても助かった。明日の朝、あらためて掃除機をかけ、出来ればステインクリーニングもしておく。犬たちは義両親のところへ。 娘を送りながら、向こうでの家も見てまわる。 さて、シャワーをして寝るか。明日は忙しい。
1月19日 iPadで書いているところ。ブログルのiPadアプリをインストールしようとしたけれどUSのAppleStoreでは出来ません、と出た。なぜに??? 日本に帰る前にこの方法にも慣れておかなくちゃと思って只今練習中。 写真もアップしてみる。
1月19日 昨日はいかんかった。大反省。 先に書いた娘とのトラブルはその後、気持ちを切り替えてTVを見ながら話したりして、うまくいったと思っていた。が、夫がD&Cとの散歩から帰って来てしばらくして、ポテトスープだけでは不足みたいなことを言われて(そう感じた、そうではなかったらしいけど)イラッとしてしまった。もうちょっと休ませてよ、と思った。さっき、仕事から帰って来て、さっきパスポートの手続きから帰って来て、やっとやっとゆっくりしてるところじゃないの、と思ってしまった。余裕がないのかな。昼寝しなかったからかな、、、 で、パスタを作る、作らない、でもめた後(こうやって書くと、馬鹿馬鹿しい、、)にサラダを作り始めたのだけれど、夫も娘もさっさとリビングに戻り、わたしだけがキッチンで、、、なんだか悲しくなった。ふたりともなんなの、と思った。たぶん、娘に対してはまだ怒っていたせいもあると思う。夫に対しては、休みをまた取ったみたいで、そのことが面白くなかったのだと思う。あぁこうして書いてみると、本当に馬鹿馬鹿しいけれど。 その後、指を切りそうになってしまって、あぁー!と声をあげた。すると娘がやって来て、何か手伝って欲しいのか、みたいなことを言ってきた。いやもっと良い言い方だったのかもしれないが、そう聞こえた。それで「いやいい」みたいなことを言って、彼女は彼女で、何か手伝うよ、で押し問答。そのうち、そんなキーキー大声出されたらこっちが持たない、とか。まったくもって。でもね、どうしようもなかったのよ、そのときは。 それで小声で夫に話しかけたら今度は夫が激怒した。 夫が怒ると怖いのよ。 あんなにまで怒ったのはわたしが悪かったのだと思う。心からそう思う。 その後、ちょっと家から出て行って(どこへ行くアテもないが)、しょうがなくまた家に戻って、娘からは「大丈夫?」と言われ、夫からは「今夜のきみはどうしたんだ、何かあったのか」と言われ、、、、何があったんでしょう?もしかして更年期障害????????? ところで、その間、職場のLBから電話があり、わたしの担当のレジデントさんでひとつ「抜け」があったことを知らされた。正直、彼女から電話があるまで、思い出さなかった。それくらい、抜けていた。これには猛反省。 これまでちゃんとやってたのだけれどねぇ、、、昨日は色々あって忙しかったのと、途中で配薬をNLと代わったので、13時のBSチェックのことが頭からすっぽりと抜けてしまったのだと思う。あーあ。 職場へ出向くと、LBはランドリーの途中、そのレジデントさんのところにJHがいて、彼女は懐かしいスクラブを着ていて、昨夜は彼女の最後の仕事だったと聞いた。あぁそうだった、辞めるんだったーーー。こんな形で偶然に会ったのだけれど、ついでにお別れの挨拶もした。 Med Errorを書かなくちゃいかんだろうなぁ、、、と気持ちが重い。 昨夜はそんなこんなで、食事をとらずにシャワーして寝た。薬をのむためにパン一枚だけは食べたけど。ココアと一緒に。夫は一生懸命明るく接してくれた。なんだかなぁ、、、悪いね、自分。 今日まで仕事。明日、あさってと休み。今日、もしかしたら娘を大学街へ連れて帰る。
1月18日 昨日は思った以上にin-serviceが長引き、しかもその後にUWだけを対象にMed Error/Incident Reportの話があったので、帰りは15時45分になってしまった。急いで帰ってから着替えて、義母へ連絡し、4人で食事へ出かけた。 今、航空券を予約したーーー 仕事から帰って来てから追記する! ・・・ 新規で書こうかとも思ったがそのまま追記する。只今16時09分。今朝、書き込んだときからちょうど12時間。 今、娘のパスポート手続きから帰って来たところである。ちょっと怒っている。というのも、支払いの段階になって、小切手のみだということがわかったときに、彼女から「え?持って来なかったの?言ったのにー」と言われてカチンと来たのだ。 チェックを持って行かなかったのには理由がある。出かけるとき、娘が夫にチェックで払うかもしれないけどいい?というようなことを訊いていたとき、彼が何も言わなかったからだ。あーたぶん不意の出費だからかな・・と思い、じゃぁキャッシュで払っちゃえばいいよ、と、自分の口座から引き出した。彼女が歯医者で治療している間、わたしは洗車に行って(かなり待たされた、)その後にATMへ寄ってお金をおろし、その後に彼女をピックアップし、そうして出向いたのだ。 ダディが「いいよ」って言わなかったから、キャッシュで払えばいいやと思ってわざと持って来なかったんだよ、と言うわたしに、どちらでもいいようにどちらも準備するのが普通だ、というような言い方をされたのに、まず腹が立った。けどね、その後、マネーオーダーを買うために郵便局へ行くと、「わたしはここで待ってるからね」と言われ、さらに「ちゃんとチェック持って来るように言ったのに聞かないから」と言われたのにぶち切れた。そんなこと言われてないよ! それに何よ。自分の不注意で期限切れになったのだ。前々から何度も言っていたのに。切れて半年経ってしまった。そんな状態なのに、あの態度。 むーーーーーーーーっ と来たのよ。 本当に腹が立った。 なので、今こうしてここに書き連ねている。あーーーーあ、プンプン。 しかしもしかしたら、わたしだけが帰国決定になったことに良い気持ちがしない、ということもあったのかもしれない。それにしても、だよ。 タイトルの家族写真。 昨夜、食事から帰った後、着替える前に写真を撮ろうということになって、撮影した。犬たちも一緒に。 一体何枚撮影したろうね? とにかく、ろくでもないショットばかりで、、、 人間が笑ってても犬がこっち向いてないとか、顔がぶれてるとか(亡霊状態)いつもかわいくて仕方のないDの顔がとーーーっても変な表情だったりとか(これはもう漫画みたいな!) それらの写真を見て、腹抱えるほどに笑った笑った! とりあえずその家族写真の中から良いものを選んで、新年のカードを送る。予定。
1月17日 昨日は休みで日記をサボった。 朝、姉3にメール。彼女から「いつ帰って来る?」というメールが来てたのでそれに返事をして、スカイプしようと誘ってみた。 姉はコンピューターを新調したらしく、スカイプのDLに四苦八苦していて、結局それがうまく出来なかったらしく(なぜに?)スカイプ出来なかったのだけど。 で、その間、格安チケットをあちこち検索かけて探していたら、どこも同じような値段なのに対し、2カ所だけ、凄く安いところが!おぉーこれはぁーーーと、興奮しながら見てみると、どうやら乗り換えが多い。しかも往路では出発時間が遅く、その後飛行機内で夜を過ごすことになり、到着が2日後になる。しかし考えようによっては案外楽かもしれない。成田から羽田への移動もない(往路だけだけど)。とにかく、今日にでもボンボンまたはCL(新ナース、これから彼女のことはズンバと呼ぶことにしよう)に3週間のvacationを申請して、仕事から帰って来たらチケットを購入してしまおうーーー。 昨日のことを少し。 娘が遅くまで寝ていたので、そのままにして、Bを連れて散歩へ。近所を2ブロックだけ。帰って来ると、彼女が起きて来て、どこへ行ったのーと悲しそうに言う。散歩だよ、と答えると、なんで起こしてくれなかったのー、と。若い連中は今から連れてくけど、一緒に行くかと誘うと、あったかい格好するまで待ってて。 そういうわけで、娘と一緒にD&Cを連れて散歩へ。公園まで行って一周ぐるり。本当は公園でフリーにして駆けさせるつもりだったのだけれど、変なおじさんが後から来たのであきらめ。そのまま歩くだけの散歩になってしまった。 帰って来てから娘はシャワー。わたしは軽く昼食を作り(残り物のキムチ鍋でおじや)、犬たちに食餌、そして彼らをバックヤードへ。 ほんの少しの時間だったにも関わらず、Cがめっちゃくちゃ汚れて帰って来たので、がーーーーっかり。あったかくて庭の雪が融けて泥だらけになってしまったところをさらに駆けて酷いことになったのだろう、と予想。 犬たちをそれぞれ洗って(Cは特に念入りに。もう慣れたモンよ)、その後、彼女と隣の大学街へ。この国のパスポート申請(期限切れ)のための写真撮影に出かけた。ついでにクリスマスプレゼントの服(グランマからの)が大き過ぎたので、その交換も。 帰りしな、ちょいと悩んだが、結局軽く食事。いつものところでスープ&サンドイッチ。娘はスープ&サラダ。食事中、いきなり彼女から、実はBFと今、喧嘩中。と言われて興味津々。こうやって反発し合いながら培っていくのだろう。ゆくゆくどうなるかわからんが。 娘は、新しいセメスターで、日本語のクラスがどうなるかわからず、悩んでいるところみたい。助けることは出来ないから聴くだけーかな。 しかしわたしが日本に帰るって聞いて、彼女は少なからずジェラシーを感じていたっぽい。まぁしょうがない。「次も一緒に帰るってふたりで決めたじゃないか!」と言われて、あぁそうだった!!と思い出す。でも、彼女には大学があるしね。わたしは夏までは待てない。というか、引っ越しのことがあるから夏に帰るのは難しいだろう。帰れるうちに帰っておかないと、と思う。母も高齢だし。 あぁそろそろ時間。 今日は5時〜13時まで仕事。その後、13時〜15時までin-service. そして、今夜は家族で食事へ。義両親も一緒に行く。Texas Rord House!
1月15日 昨日はJFと仕事。 早朝にTemporary NurseのJSから電話。新ナースのCLに電話をくれるように、と言うので、You're not coming?と訊くと、"No, I'm done til February.と言うので驚いた。15日までと聞いていたのだけれど・・と返すが、いやそんなことはない、と言う。まぁいいけどね。 ということで、新ナースCLがフロアーに正式に入った。これからどうなるか、お手並み拝見、だ。悪いエネルギーは感じないけどね。案外、良いかもしれない。どうかな。 キッチンではCorporateからの栄養士?Tが来て、うちの新キッチンマネージャーのTPをトレーニングしていた。彼女(T)は直球的に給食のおばちゃん!という感じで大好きだ。 TとTPとでオーダー整理をしていたところ、倉庫からシリアルとバンズが出て来たらしい。うちのメニューにはないもの。従って、レジデントさんがたに出したことのないもの。イコール、前マネージャーのアが個人的に申し込んだもの???という疑惑付き。どうやら期限切れらしく。メニューに出すことも出来ない、と、break roomに置き去りにされていた。試しにchocolate shredded wheatを持ち帰った。(さっき食べてみたけど、美味しいものではない。繊維が豊富なので、お腹には良さそう) 帰って来たら娘が退屈そうにしている。まだパジャマのままだ。会いたい人がいるわけじゃないし、どこに行きたいとかもない、と言う。まぁ根本的な理由はお金がないからなんだろうけれど。だらだらしている彼女を見ていると、せっかくの休みなのに勿体ないなぁ、、と思う。仕事したくないのだから(この町で)休むのは構わないが、もっと何かすれば良いのに。 とりあえずふたりで背中のオイルマッサージをし合う。久しぶりで気持ち良かった! 夜は夫がビーフストロガノフを作る。まぁまぁ。わたし的にはもっとオニオンが欲しかったのと、肉が硬かった(あちゃー)。娘は無理して食べていた。彼女はあまり好きじゃないんだって。 生理痛で腹が痛くて足がだるくて早々にベッドへ。8時半だった。 という感じの昨日。夜はくたびれて書けなかったので翌朝に昨日のことを思い出しながら書いている。どうも一日遅れの日記になりつつあるなぁ。 さっき、姉3からメールが届いていて、わたしの帰国中に島に母を連れて帰ろうかと思っている、と書かれていた。んーーーー。早く期間を決めてチケットを探さねば、、、
1月14日 今週は5時シフト・・・3時半起き。仕事へ出る前に急いで書いている。 昨日は午後からFootball Play-offをやっていて、夫と娘はそのゲームを堪能していた。わたしはちょこっと見たり、料理に行ったり。(ついでだが、昨夜はキムチ鍋の残りでキムチ鍋うどんにしたら、これまた絶品だった!あとね、朝用にショコラブレッドを焼いたらこれまた超うまうま〜〜〜♩) Footballが終わった後、娘がGolden Globeおw見始めたので、驚いて、えっダディこれでいいって?と訊くと、リモコンくれたから、と言われ、夫をちらりと見ると彼は彼でいつものようにソファに寝ころがったままラップトップで何やら見てたので、まぁいいか、と思い、娘とふたりでGolden Globeを見始めた。 彼女はセレブ達のドレスを見るのが好きなのだ。あと、彼女は映画もよく見てるしね。わたしはどっちでもいいかな、程度。知ってる女優とか少ないし、映画もそんなには見ないし。しかし夫は違う。彼はハリウッドの連中のことを「ゴミ」だと言い切る。嫌悪している。嫌悪するということはそこに何かしらの理由がある(彼自身のなかに)のだと思うのだが、そんなことは関係ない。とにかく嫌っている。だから同じ部屋にいることに驚いたのだ。 案の定、何かと嫌味なコメントをいちいち口にして場の雰囲気を壊す夫。最初は笑って知らん顔していた娘も、そのうちだんだんと険悪な表情になり、、、しまいには怒って階下へと行ってしまった。わかるよ。気分ぶち壊しだものね。 彼女が行ってしまってから、夫に一言申したけど、、、わからんだろうなぁ。いかんね、本当に。 わたしは彼女に付き合って9時過ぎまで一緒に下で見たけど、今朝から3時半起きということで早々に退散した。 そういえば、レ・ミゼラブルの映画の話になって、わたしが、 ジャン・バルジャンがコゼットをやっと引き取ることが出来たシーンがいちばん良かった。あそこで泣いた。 と話すと、彼女は なんで???? と、驚いていた。 初めて「愛」が芽生えたところだよ。それまで、そういう感情はなかったし、そういう感情に触れることもなかった人だった。コゼットのおかげで、そこに気付いて、初めて「護るべき存在」が出来た。 そこで神様に感謝した、あのシーン。 そこが一番良かった。 というのは、彼女にとっては意外だったみたい。歳の差、かしら。 さて、仕事〜。
1月13日 空襲が来る、と言う。 ひとり一丁ずつ武器を与えられる。わたしの隣の女性は小型銃。わたしは猟銃のような銃。弾は一発のみだ。 空襲時、武器を持って応戦せよ、という指令だった。これで生き延びることは難しいだろう。死の覚悟を決める。 戦闘機は銃をあちこちに発射させながら進んでいた。そこらじゅう、噴煙があがる。一発しかない弾を使うべきかどうか、、、狙いを定めようとするのに、手が震えてどうにもならない。当たるわけがない、と思っている。どうせ当たらない、そして死ぬ。ならば当たらぬことなどどうでも良いじゃないか。弾がなくなろうがどうしようが、どうにもならないじゃないか。 いつの間にか空襲は終わったらしい。辺りには死体が転がっている。わたしは生き延びたのだ。 拡声器を持った市の職員が、生存者の確認をしている。わたしたちのグループのところへもやってきた。チラシの束を手渡しながら、生存者の名前を帳簿に付けている。なぜそんなことをするのだろう。不思議に思っていると、与えた武器の回収も同時に行っていることを知った。弾を使っていなかったわたし。あの猟銃だけが頼りだ。 市職員が去った後、絶望的な気持ちになる。死んでしまったほうが良かったのかもしれない。またこうしてひとりでいるなんて。 ふと、携帯電話があったことを思い出した。そうだ、鞄の中に入れたままだった。まだ間に合うかもしれない。姉たちに連絡をしなくては。 鞄を開けると、貴重品が納められていた。ささやかだけれど、銀行口座の証明とか。あと、指輪。もう随分前にはずしておいた指輪だったが、死ぬときには一緒に死にたい、と思った。そっと指輪をはめると、指より大きくてごろごろ回る。でも、いいのだ。ひとりで死ぬのではない。そんな気持ちになって少し気分が上向きになる。 姉3に電話をかける。出てくれ、頼む、と願いながら。 姉は驚いた様子で電話に出る。もしかしたら周囲に誰かいたのかもしれない、最初は戸惑った、ぎこちない対応だったが、その後に「ずっと連絡しとったのよー」と言った。 こちらも、誰かに聞かれて携帯を取り上げられるのではないかという心配があり、手短かに話そうと努力する。とにかく、言いたいことを言わねばならない。 明日、また空襲がある。自分は今度は死ぬと思う。口座の残金は、姉ちゃんたちが管理して娘のために使ってくれ。これまでありがとう。本当にありがとう。もう一度会いたかった。 姉2にも電話をかけ、同じようなことを言う。姉2は、ちょっと待って、今からでも遅くないから、こっちに来なさい。荷物をすべて持って。昼間のうちに。何、バレやしないよ、大丈夫。こっちに来なさい。 あぁそう出来たら、、、と思う。心からそう思う。でも難しいだろう。 しかしどうだ。どうせもう死ぬのだ。なら、どう死んだっていいじゃないか。姉たちのところへ行ってみよう。それで殺されたらそれでいい。 最後に母にも電話をかける。 そっちに行くからね。待っててね。 ・・・・ 恐ろしい夢だった、、、本当に怖かった、、、、