米国では多くの企業が米国内での生産をやめて海外に生産拠点を動かしている。企業のコストセーブで米国内の仕事がなくなっているという話をよく聞く。私も MADE IN THE USA, MADE IN JAPAN を大切にしたいと考えている。企業はコストセーブという名目で海外での生産をすることは良くないと考えている。
でも、海外に生産を動かすのは企業のグリード(欲)だけが原因ではないという話を最近耳にした。その話を書いてみたいと思います。
あるパッケージ製造の会社が、大きな企業から大量の注文をもらった。その注文を生産して納品するためには3シフト24時間、週末もなく仕事をしなければならない。そこで経営陣は生産ラインにテンポラリで人を入れると同時に正社員に週末は3倍の給料をだすから出社してくれと申し入れた。この会社は労働組合があるわけではない。
それを聞いた社員は、週末は予定が入っていると出社を断った。会社側はどうしても納品をするために中国に生産を依頼することにした。この結果、この企業は今後の生産をすべて中国にアウトソースることになった。これによって米国内の生産工場は閉じることになり、そこで働いていた人たちは職を失った。
MADE IN THE ISA を MADE IN CHINA にすることは企業の決断であるが、決断を批判するだけではなく、それをすることになった理由にも目を向ける必要がある。そう思った会話でした。
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Posted at 2010-08-30 16:06
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Posted at 2010-08-31 01:56
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Posted at 2010-08-30 16:22
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Posted at 2010-08-31 01:57
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