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- 内倉憲一 ニュースレター Vol. 317 ブランディングについて
ブランドと聞いて、どのような名前が思い浮かびますか?少し考えただけで、エルメス、シャネル、ヴィトン、ロレックス、オメガ、ストラディバリウス、FedEx、Apple、ロールスロイス、アマゾン、マクドナルド、KFC、MLB、MBA、007、SONY、Tesla、マイクロソフトなど、多くの名前が挙がるのではないでしょうか。もちろんこれ以外にも数え切れないほどのブランドが存在します。
ブランドは、商品や会社名だけでなく、サービス名、映画やテレビのタイトルなどさまざまな形を持ちます。さらに、多くのブランドはカテゴリごとに分けて考えることができます。例えば:
このように、特定のカテゴリで認知され、記憶に残る名前こそがブランドの力と言えます。
ブランド認知の基本:広告の役割
ブランドとして多くの人に知られる一番簡単な方法は「広告」です。広告代理店に依頼し、さまざまなメディアを通じてブランドを告知することで、人々の記憶に刻まれます。しかし、この方法は簡単である一方、非常にコストがかかる方法でもあります。
広告を活用して売上があった場合、その広告費を契約数で割ったものを顧客取得コスト(Customer Acquisition Cost: CAC)と呼びます。このコストが低ければ低いほど利益率は高まりますが、広告費を削減しても売上がなければ意味がありません。適切なバランスを見つけることが重要です。
新しいブランディング手法:インターネットの活用
近年、インターネットを活用した新しいブランディング手法が注目を集めています。ここで、BMWとTeslaを例に比較してみましょう。
Teslaの「広告」と言えば、イーロン·マスク氏がX(旧Twitter)に投稿する内容ぐらいです。この場合、Teslaというブランドそのものよりも、イーロン·マスク個人がブランドとしての役割を果たしていると言えます。
個人でも可能なブランディング
Teslaのように広告を出さずに認知を拡大することは簡単ではありませんが、個人でもYouTube、Facebook、LinkedIn、X、LINEといったインターネット媒体を活用することで、低コストで効果的に広報することが可能です。予算が限られていても、インターネットを活用した情報発信は誰にでも取り組むことができます。
例えば: