人生の半分を生きてきましたが、色んな事の始まりがやって来ます。
この一年半の間に父の事、母の事、そして病気の兄の事、心配は尽きませんでした。
それから今年の四月に、病弱の兄の体に突然、多発性骨髄腫という病が襲いかかりました。
そして四ヶ月という闘病生活を送り、二十三日に永眠しました。霊安室の中で私は兄の顔にお化粧を施してあげました。抗がん剤で薄くなって白くなった髪の毛も一本一本、マスカラで太くし、若い時の兄のようにもどしてあげました。皆に見られても大丈夫よと言って・・・
あまりにも若すぎる兄、病で倒れてから、もう何回、泣き崩れたのでしょうか。
ひとりぼっちになった寂しさと、苦しみに終止符を打った兄に安堵感が私の心の中で揺れ動きます。兄を見てきて病と闘う苦しみ、生きる事の苦しみを感じました。
本当に優しかった私の兄、何時か夢の中でもいいから兄と逢ってもう一度、あの日のように話をしたいです。
お坊さんが言っていました。平々凡々と生きられることが一番のしあわせ。
楽しいこと、満腹になることは欲であると言いました。
きっと兄は残された日々を、一日一日を一生懸命生きていたんだと思います。
生かされている事、使命と受け取り、これから兄の分まで生き抜こうと思います。
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Posted at 2008-08-27 15:10
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Posted at 2008-08-28 16:37
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