カントウヨメナ(関東嫁菜) キク科(Asteraceae)
学名:Kalimeris pseudoyomena
または、Aster yomena var. dentatus(syn. Kalimeris pinnatifida var. dentata)
関東以北で見られることからヨメナの関東版ということらしい。
花色でヨメナは薄い紫、カントウヨメナは白、が一般的(薄紫も在る)。
嫁菜は、本州中部地方以西から四国・九州に自生してる由。
やや湿り気の多いところに茎高50~100センチで、
葉は長楕円形で縁に粗い鋸歯があり互生。
「ノコンギク」に比べて葉がすべすべしているとか。
晩夏~初冬まで直径3センチ位の淡青紫色の花を咲かせる。
黄色い筒状花の冠毛が非常に短いのが特徴で春の若芽は食用で美味。
「ヨメナ」キク科ヨメナ属の多年草で、学名は Kalimeris yomena.
一方、カントウヨメナの学名“pseudoyomena”のpseudoの意味は、、、
似た・・・にせものと言った意味がある。
関東嫁菜の特徴を聞いてみると、田のあぜ・川べり・湿っぽい山野、道端で見れる由。
茎高50cm~100cm。地下茎を伸ばして増え、小枝の先に直径約3cmの頭花を1個ずつ付ける。
舌状花は淡青紫色~白色で、中心の筒状花は黄色。舌状花と筒状花では、花柱の先端の形が異なる。
総苞片はへら状。葉は粗い鋸歯のある披針形~卵状長楕円形で長さ4cm~8cmになる。
ユウガギクより厚く、ヨメナより薄い。縁の鋸歯はやや粗い。
そう果の冠毛はごく短く、ヨメナよりやや小さめ。若い芽は食用になる。
ヨメナの仲間は良く似ていて区別が難しい、染色体数を調べないと正確な見分けは困難。
ユウガギクとヨメナの、中間的な特徴を持つのが関東嫁菜。
関東嫁菜(カントウヨメナ)はキク科シオン属(ヨメナ属)の多年草。
かつてはヨメナ属(Kalimeris)として区別されたが、現在はシオン属(Aster)に纏められてる。
関東嫁菜は日本固有種。
大雑把に見分ける違い。嫁菜と比べて葉が薄く、葉の縁のぎざぎざ(鋸歯)が粗いのが特徴的か!!
野紺菊(ノコンギク)にも似てるが、関東嫁菜は、花の後にできる綿毛が短い。
和名の由来は、婿菜(ムコナ)とも呼ばれる白山菊(シラヤマギク)との対比でつけられた!?!
色々な解説を読むと納得でき分かった気分になるのだが、、、
実際に植物と対面すると判断に迷う、、、聞かれても分からないと答えるのが常である。
10月4日誌「大和市泉の森」