水無月 (みなづき)六月は梅雨の期。雨の六月が水無月とは、これいかに!?!
古くの水無月の無(な)は、現代の「の」に該当する。水無月とは、水の月を意味した。
更にこの節を、衣更え(更衣・衣替え)気候に合わせ、衣服を夏服に替える日。
平安時代から始った習慣と言われている。
当時は中国の風習にならって4月1日および10月1日に夏服と冬服を着替えると定めた。
これを「更衣」と言った。更には、天皇の着替えの役目を持つ女官の職名も更衣と言った。
後に天皇の寝所に奉仕する女官で女御に次ぐ者を指すようになった、と伝わる。
それゆえ、民間では更衣とは言わず「衣替え」と言うようになった、とも言われている。
江戸時代ごろから、衣替えを6月1日と10月1日に行うようになった由。
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そんな水無月の花、といえば“あぢさゐ(紫陽花)”だろう。
紫陽花・・日本固有種の植物でもある。野生種の原点が萼紫陽花か。
古く(時期不明)、栽培によって作られた装飾花だけのテマリ咲き)。
その手毬咲きアジサイも自生野趣として今にある。
アジサイは、自分の植物観察で最も惹きつけられる植物。
コロナ禍にあって夢描かれる植物。今月はアジサイでいっぱいにしたい。
「令和参年(皇紀2681年)6月01日、記」