ハシカグサ(麻疹草) ;
茎のようなランナーを地面に伸ばして広がり、節から根を出し、そこから茎が立ち上がる。
それにしても小さな花なので、気をつけて探さないと目につかない。
花の大きさは3~5mm。白く目立たない。病気のハシカ(麻疹)に由来する由!?!
葉が乾くと赤褐色に変る。ハシカの発疹が乾くにつれ、赤褐色に変わることに関連??
湿った日陰の道端で見掛ける。茎は柔らかく地を這って広がり、斜めに立ち上がる。
葉は対生、長さ2.5cm前後、幅1.5cm位の卵形~狭卵形で全縁、両面に軟毛がある。
先は尖り基部は狭まって0.5-1.5cmの柄となり側脈は4-5対。
葉柄基部の左右の托葉が合着して膜状になり、縁は細く裂ける。
花は小さく、直径約2㎜、葉脇に2~4個固まってつく。花冠は白色で筒状、先が4裂する。
雄蕊4個、花冠の内面につき、花糸が短い。雌蕊の花柱2個、基部は花盤がとりまく。
萼は花冠の裂片より大きく、長い軟毛が生える。痩果は直径約3㎜の球形。
日本海側に分布する葉や萼片に毛がないものは別種のオオハシカグサ。
令和参年(皇紀2681年)8月29日、記」