《雅羅・/・襍懐古〝山の花Ⅲ〟❖ ’24-216 ❖》

キバナノコマノツメ(黄花の駒の爪) スミレ科(Violaceae)
学名:Viola biflora L.
拡大してみると・・・スミレ!?!


《赤岳登山で見た花〝黄花の駒の爪〟8月草花Ⅲ  ❖ 1962/夏 ❖ 》
植物を自分で初めて撮ったのが赤岳登山のとき。
親のカメラで撮った。その記録写真は、文化祭で展示した。

記憶を頼りに山の植物探訪を思い起こしてみると、
初めての高山植物との出会い、何もかも感動であった。
その後山行の折、色々な高山植物と出会えた。
特に印象深いのは、〝ヤツガタケキスミレ(八ケ岳黄菫)〟。
初見は大学2年の夏で、当時は〝タカネスミレ〟と教わった。
まだ正式種名が、定まっていない頃である。
初見場所、横岳から硫黄岳に向かう稜線の登山道脇の砂礫地。
今と違い情報は図鑑だけの時代。実際の花見聞が先だった。
正式名称を知ったのは、1980年代。偶然読んだ資料による。
Bull. Kanagawa Pref. Mus. Nat. Sci. no. 7: 19, f. 30, 33, 36, f. 41-47; B (1974).
これを読んだあと、初登山で見た花を〝八ケ岳黄菫〟と思ってきた。
先般、ブログル記事に書こうと思い調べ直したら、、、?
思い込んでいた花は、上記の〝キバナノコマノツメ(黄花の駒の爪)〟
当時の写真は、段ボールの中で探すのは大変、でやめた。
それにしても似ている花ってあるものだ。よくよく観察しないとダメだ。
〝ヤツガタケキスミレ(八ケ岳黄菫)〟はいずれ記録に残そう。
キバナノコマノツメ(黄花の駒の爪);
和名は葉の形が馬の蹄に似て、花が黄色なことに由来する。
葉は直径2~4㎝の円腎形で、葉にまばらに毛が生え、薄い。
花は直径1.5~2㎝、鮮黄色。花弁が細く、基部に暗紫色の筋がつく。
側弁基部は無毛。タカネスミレは葉が厚く、光沢がある。
高山、草地、岩場などに広く分布していて至仏山では山頂付近にみえる。
スミレの仲間では珍しい黄色の花、葉形が馬の蹄に似てる事で名が付いた。
草丈は5~15センチ、花の直径は1センチ位。
至仏山や谷川岳などの超塩基性岩地には,ほとんど無毛の群落があり,
ジョウエツキバナノコマノツメf.glabrifoliaと呼ばれている。
南アルプスには, 果に毛が生えるものがあり,
アカイシキバナノコマノツメvar.akaishiensisと呼ばれている。
岩場や砂礫地に多いが,草地にも見られる。
南アルプスのものがすべてこの型というわけではない。 
キバナノコマノツメは、亜高山帯から高山帯に生育している。

タカネスミレとキバナノコマツメとの比較。



「令和陸年(皇紀2684年)8月3日、記」
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