《雅羅・/・襍録〝里地の花Ⅲ〟❖ ’24-254 ❖》

オトコエシ(男郎花)スイカズラ... オトコエシ(男郎花)スイカズラ科(Caprifoliaceae)
学名:Patrinia villosa (Thunb.) Juss.
別名:オトコメシ、シロオミナエシ、シロアワバナ、ツチナ、トチナ等。
オミナエシ科はスイカズラ科に含められた。
花に近寄って見ると; 匐枝を出... 花に近寄って見ると;
匐枝を出して、広がる。茎の上部はほとんど無毛、下部は有毛。
葉は対生し、長さ3~15㎝。
上部の葉は分裂しないが、中部以下の葉は羽状に3~5深裂する。
頂部の葉が最も大きく、裂片は卵状長楕円形。
花は散房状に多数つき、花冠は白色、5裂する。
オミナエシは、花が黄色。
オミナエシの自生は少なくなったがオトコエシは多い。
又、オミナエシ属オトコエシ種内にオトコオミナエシがある。
高次倍数体間の交雑種であるが、黄花や白花が混在する。
仲間のオミナエシは匍匐枝を出さず、地下茎で増え、花は黄色。

《 泉の森・こもれび広場〝男郎... 《 泉の森・こもれび広場〝男郎花〟 ❖ 2024/8月下旬~9月上旬 ❖  》
泉の森の〝男郎花〟は、自生・野生種である。
画像の〝男郎花〟は、分植・移植したもの。
オトコエシ(男郎花)という名は、茎がより太く、葉がより厚い。
全体に逞しい印象を持つことに由来する。
開花状態の茎上部の傘状の大きな花序は、みごたえがある。
茎の根元からは匍匐枝(走出枝)、赤い蔓状の茎が横に伸びる。
その先に新たな株を作る。ときに山の谷間などでは大群落をなす。
秋に採取した根を乾燥させ煎じて飲めば、解熱や解毒に効果がある。
又、漢方名は「白花敗腐」。若葉の揚げ物もおつなものである。
オトコエシに似ている草花に“カノコソウ”がある。

「令和陸年(皇紀2684年)9月10日、記」
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