《雅羅・/・襍〝備忘録24-21〟❖ ’24-258 ❖》

ウメバチソウ(梅鉢草)ニシキギ... ウメバチソウ(梅鉢草)ニシキギ科(Celastraceae)
学名: Parnassia palustris L. var. palustris; P. palustris L. var. mulutiseta Ledeb.
(2012年頃の画像)
ウメバチソウ(梅鉢草);多年草... ウメバチソウ(梅鉢草);多年草
北海道〜九州の山野の日当たりのよい湿地に生える。
根生葉は数個が束生し、長い柄がある。
葉身は長さ幅とも2〜4cmの広卵形で、基部は心形。
無柄で茎を抱き花茎中間に1枚付き花期に無くなる。
花茎は、無柄で高さ10〜40cm。花期は、8~10月。
花は、1個で上向きに開く。花弁は5枚。雄蕊は5個。
茎頂に直径2〜2.5cmの白色の花を1個を上向きに開く。
花弁は5個、雄しべは5個。
花粉を出さない仮雄蕊5個(かりゅうずい) は、先が糸状に12~22裂し、
先端に小さい球状の黄色い腺体がつく。雌蕊の柱頭は4裂する。
子房上位で雌蕊の柱頭は4裂する。腺体の数によって種別判読する。
ウメバチソウは仮雄蕊1本に12~22個。
基本変種のエゾウメバチソウ は、 仮雄蕊の腺体は9~11個。
コウメバチソウ は小型の高山型。仮雄蕊の腺体は7~11個。
ヒメウメバチソウ  は仮雄蕊の先が3~5に分裂し、腺体がない。

ウメバチソウは仮雄蕊の先が糸状に分裂、黄色の腺体がつく。
この腺体の数で、蝦夷梅鉢草と梅鉢草に分類されている。
中間種を梅鉢草に統合し蝦夷梅鉢草を梅鉢草の別名とする説もある。
和名は花の形が梅の花に似ていることから。
《雅羅・/・襍〝備忘録24-2...
**神奈川県植物誌2018より... **神奈川県植物誌2018より。**
ウメバチソウ ;
 根茎は短い.葉の基部は心形,先端は円形でわずかに尖る.
花期は 9~11 月上旬.有花茎は 1~数本が直立し,
高さ 10~50cm.花弁は白色で,径 2~2.5cm.仮雄しべは 12~22 裂する.
蒴果は長さ 1~1.2cm.北海道,本州,四国,九州;台湾,東北アジア,
サハリン,千島列島に分布.
県内では丹沢,箱根の日当たりの良い湿った草地に生える.
かつては丘陵地にも生えていたようで,古い標本では,
川崎市多摩区登戸(1951.8.26 大場達之 KPM-NA0020550),
青葉区鉄町(1953.9.27 出口長男 KPM-NA0081124),
横須賀市須軽谷(1966.10.7 小板橋八千代 YCM-V010406)などがある.
また 1984 年に横浜市港南区舞岡町の谷戸(標高 70m)で、
生育が確認された(田中 1991 FK (30): 301).
中山(1998 柿生 里山今昔)は 、
1946年10 月に川崎市柿生(片平の中提谷戸)で写真撮影やスケッチをしたが,
そこは 1996 年に学校建設により消滅したと記している.
『神植目 33,神植誌 58,宮代目録』は低地の生育地に横浜や大船をあげている.
県内の山麓や低山域に分布していた個体群は絶滅したものが多く,
『神 RDB95』では減少種,『神RDB06』では絶滅危惧ⅠB 類とされた.


《  ウメバチソウ属の花Ⅰ〝梅鉢草〟 ❖ 8月下旬~9月上旬 ❖  》
若い頃、尾瀬や礼文島で楚々と咲くウメバチソウを観た。
「簡素」と言う表現を口にした、と思い出す。
花言葉に、いじらしい、とか不滅とある「うめばちそう」。
出会った花々、みな可憐に咲いていた。

“泉の森”という平地的里緑地だが、ここは、特異な環境と感じている。
思いもよらぬ花が顔をだしたり、羨望的感覚だがしっかりと探訪したい。

「令和陸年(皇紀2684年)9月14日、記」


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