RICOH GXR パワーアップ計画(4)

Mar

久し振りのパワーアップ計画の続編です。

やっと1980年前後に買った手持ちの4本のROKKORレンズがオーバーホールから全部帰ってきました。

今まで梅雨時の湿気によるカビ対策など一応はやってきましたが本格的な防湿庫を買ったりしたのはデジイチを購入した2年余り前からです。

それまでは気を付けていたつもりでもやはりレンズにライトを当ててよく見ると埃や致命的なカビ発生は避けられずその存在を目の当たりにした時はショックでした。

RICOH GXR MOUNT A12の存在が無かったらこのままメモリアルとしてカビが生えようが記念に持っていただけだった代物ですがデジタル・カメラでで蘇らせられると知り全部専門業者へオーバーホールに出しました。
その費用は決して安くは無かったです。
でも、惚れ込んだMinoltaのROKKORレンズがこれから大事に保管すれば一生物以上に使えるとなると廉い投資です。

自分が薄給の時代に買った4本のレンズです。
左から
MD TELE ROKKOR 200mm f/4.0
MD ZOOM 35-70mm f/3.5
MD ROKKOR 50mm f/1.4
MD W.ROKKOR 28mm f/2.8
の4本です。

この中の50mm標準レンズは銘玉だと思っています。
画面中心部の解像力が1mm当たり250本にも及ぶ世界最高レベルの超高解像力を誇っていたそうです。
単に光学的な試験下における解像力が高いというだけでなく、その実力がしっかりと実写結果上にも反映される稀有なレンズであると評されました。

【撮影データ】
Canon EOS 5D Mark II＋EF50mm f/1.2L USM
2012/03/22 12:46:34
SS1/30 F5.6 ISO400
露出補正 0

コメントに続きます。

#写真

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Commented by ProDriver
Posted at 2012-03-22 05:13

私が買った4本は3本がMDシリーズですがこの前はMCシリーズがあり、MDの後はNew MDがあり、その後フィルム一眼もAFの時代へ移行しました。
この時にMinoltaはMDマウントからAマウントへとチェンジしMDマウントは終焉を迎えました。

New MDに該当するのはMD ZOOM 35-70mm f/3.5です。
実際買ったのも一番後でズームで便利なので常用にしていました。
この頃はまだ私自身の趣味ではありましたが写真のことはほとんど分かっていなかった時代でした。

この時使っていたボディーはアバターにもなっているMinolta XDです。
シャッター優先、絞り優先、マニュアルと3モードを備えた革新的なカメラでした。

この頃アメリカのカメラ市場は飽和状態になりMinoltaもヨーロッパ市場を強く意識した時代と言われています。
その当時ヨーロッパでは35mmフィルム機でもコンパクトが流れでありボディーもレンズもより小さいサイズで製品化されたということでMDからNew MDに替わるにつれレンズもコンパクト設計になったようです。

また、Minoltaはこの時期ライカとも業務提携しており銘玉と言われるレンズを世に送り出したそうです。

【撮影データ】
Canon EOS 5D Mark II＋EF50mm f/1.2L USM
2012/03/22 12:46:34
SS1/30 F5.6 ISO400
露出補正 0

Commented by ペガサス
Posted at 2012-03-22 16:10

ミノルタの名前が消えたのは惜しい気がします。
XDについても勉強になりました。篠山紀信、激写、「写楽」の時代でした。
ROKKOLレンズ良い資産をお持ちですね。

Commented by ProDriver
Posted at 2012-03-23 05:40

今でもMinolta党ですがデジタルカメラではDiMAGE7も持っています。
このデジカメは一眼もどきでEVFコンデジの走りだったと思います。
しかし、付いているレンズはGレンズで大変抜けの良いレンズなんです。
価格は今の中クラスデジイチと同じで当時としてはかなり高価でした。
でも写りは良かったと思います。今でもたまに持ち出しますが・・・

この後デジタル化の対応の遅れで業績が悪化しコニカと合併し挙句の果てにカメラ部門をSONYに売却してしまいました。

今、Minoltaがあってαシリーズのデジタル一眼を発売し続けていたとしても全盛期の時のようなレンズ種類の豊富さが維持されていたかどうかは分かりませんね。

営業戦略がやはり命運を左右したのでしょうね。

Commented by Toshiaki Nomura
Posted at 2012-03-22 16:53

ライカとの提携はライツミノルタの時期ですね。
レンズに定評があっただけに撤退は残念でしたよね。

このレンズ群は貴重ですよね。
大事にされて下さい。

Commented by ProDriver
Posted at 2012-03-23 05:51

今、NASAが宇宙へ持って行っているのはNikonのカメラです。

しかし、米国最初の人間衛星船フレンドシップ7号（グレン中佐搭乗）の飛行には「ミノルタハイマチック」が採用されたのです。

その後ミノルタ製品に”７”はよく使われる数字となったのだそうです。

今は保管環境も良くなったので大事に使っていきたいと思っています。