葉色
Jul
27
稲の管理で葉の色は重要なバロメーターとなります。
そのため標準の葉色の色サンプルがあり色を1から7までの区分で表しています。
稲作を親父から引き継いだ当初は葉色の重要性は知らなかったのですが農協の研修会の説明で見方を知り稲作の管理指標として重要だと言うことを知りました。
葉色は肥料の効き具合を知る重要なマーカーなのです。
葉色が濃いほど肥料がよく効いている事を表します。
今年我が家で初めて取り組んだ早稲品種で滋賀県の推奨米である「みずかがみ」ですが田植え時に一発肥料といって元肥から穂肥までミックスされ必要な時期に効くようコーティングされた肥料を散布したのですがその量が設計値ぎりぎりで少なめだったので隣の圃場に比べ葉色が薄く肥料が不足気味なのか気になっていました。
一発肥料のコーティングは、水の量や気温によって融け方が変わるのでその時の気象条件によっては必ずしも設計通りに作用するという保証は無く大変リスキーな肥料ということも言えるのですが農協の推奨なのでとりあえず使ってみました。
隣の圃場と品種が違うし肥料のタイプも異なるので単純比較はできないのですが我が家の稲は葉色が薄く気になって追加で即効性肥料を散布しようかどうか大変悩みましたが一発肥料が後で効きだすと肥料過多で悪影響となるので今年は駄目もとでじっと我慢することにしました。
暫くすると遅まきながら葉色が濃くなってきたので肥料が効きだしたことが分かりほっとしているところです。
来年はもう少し多い目に撒くよう田植えを依頼している大農家に指示しようと思う。
稲作は毎年毎年試行錯誤ですが1年に一度しか結果が分からないので気の長い話しです。
Posted at 2015-07-28 03:41
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Posted at 2015-07-29 00:34
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