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このふたり、性格が違い過ぎるから、どっちかは書きやすいけど、どっちかは書きにくい、という人もいるみたい。
私は、特にどっちが書きづらいってことはなくて、自然に書き分けられてる気がする。
たぶん、自然に振り子を振ってるんだろうな。
颯太を書くときは、行動の前にまずは思考派なほたるさん、こんにちは。
那智を書くときは、猪突猛進、感情で突っ走るほたるさん、こんにちは。
……正直、那智の方が書いてて気持ちいいってのはあるんだけど、それも、颯太が受け止めてくれるってわかってるから。
逆に、颯太が思考派でも物語が滞らないのは、那智が突っ走ってくれるから。
やっぱ、どっちもあっての颯那智なんです。
執筆にも役立つ振り子理論(笑)
を見て思った。
依子ちゃんとの共同生活、マジ地獄だわ(笑)
でも依子ちゃん、何かんだですげー可愛い(笑)
ほんで、思考は颯那智へと移る。
……あのふたりが颯太の浮気疑惑でケンカした場合。
那智→凶器振り回して颯太追っかける
颯太→「誤解だ~」と言って逃げ回る
……めちゃくちゃ「デート」のパクリだけど、ものすごく似合う気がする(笑)
聴けば聴くほど、那智の曲に聞こえてくる(笑)
「雪のような星が降る」とか、『Wish Snow』 みたいだし。
「一瞬で燃え尽きて、あとは灰になってもいい」とか、颯太相手だったらやりかねないし。
そんで颯太に、わがままだと叱られそうだし。
「行かないで そばにいて おとなしくしてるから」ってことは、普段はうるさいんだろうし(笑)
この曲を最初に聴いたとき、真っ先に浮かんだのは、武井咲主演のドラマ、「Wの悲劇」のさつき。
原作や映画には登場しない、ドラマオリジナルのキャラクター。
生きるためには、売春も厭わない少女。
そうでもしないと、生きてこれなかった少女。
彼女のことを思い出した。
そして、今は。
この曲が、隆臣の曲のように思える。
これ聴きながら、コミック3巻の冒頭を読んでたら泣けてきた。
私にMAD作成の技術があったなら、幼少期の隆臣が新王宮を逃げ出してから、盗賊として生きていくことを決めるあたりまでをこの曲に合わせて流すのに。
……技術ないので、脳内補正してくださいm(_ _)m
この曲、歌詞じっくり読みながら聴くと、マジで凄まじい。
【夜烏P】ケモノの唄 / 亞北ネル - Song of the beast / Akita Neru
隆臣に片想い中の那っちゃんを、いつもそばで見守る颯太くん。
気まぐれな那っちゃんが颯太くんを呼ぶのは、寂しいからで、それ以上の意味はまだなくて。
今はまだ、それでもいいからと思い、いつの日か、自分を選んでくれたらと願い。
たとえ、願いが叶わなくても、守りたいと心に誓う。
そんな颯太くんの切なさが、滲み出た曲。
……だと勝手に思っている(笑)
あくまで私の勝手な妄想。
藤田麻衣子 君が呼ぶのなら
オリキャラを出す前に、きちんと組み立てておかなきゃいけないこと。
それは、「仲間の喪失」。
そして、那智にとって、隆臣はどういう存在で、颯太はどういう存在なのか。
彼女にとって、隆臣の喪失と、結姫の嘘が、どういう状況を引き起こしたのか。
それをそばで見ていた颯太が何を思い、どう接したのか。
それがわからないと、オリキャラの恋もくそもない。
前提という名の根幹のお話。
藤田麻衣子さんの曲を聴いていると、オリキャラ、揚羽ちゃんを書きたくなる。
でも、揚羽ちゃんの恋を書くためには、颯太くんが彼女にどう接するかが重要なわけで。
颯太くんが揚羽ちゃんの痛みに気づいたのは、彼女に優しいのは、あ~で、う~で、こ~だからなわけで。
あれを書かなきゃ、物語が進まないわけで。
えうえうあ~。
前記事にも書きましたが。
私は「女性」という枠組みにはまる人間です。
もともと、那智のことも、タカマverは好きだったけど、中ツverは好きでも嫌いでもなかった。
だからこそ、最初に執筆した二次小説「夢で逢えたら」では、タカマ那智が出ずっぱり&中ツ那智はかなりの割合で放置プレイとなっております(苦笑)
でも、読者の方から「中ツ那智がかわいそう」との言葉をもらい、それもそうだなぁと。
じゃあ、次回作は中ツ那智メインで行ってみるかと、はじめはその程度だったのに。
そこからがもう、ハマる、ハマる(笑)
たぶん、私の中に、那智と通じるものがあったからでしょう。
幼い頃、兄のおさがりが嫌だった。
黒いジャンバーや、青い自転車が嫌だった。
幼い頃、体質的に、タイツが苦手で、
スカートを履きたくても、なかなか履けなかった。
一方で、自分じゃ全然意識してないのに、
クレヨンしんちゃんの口調を真似してる。そんな乱暴な言い方はやめなさい。なんて、言われたりして。
他にも、男女平等、兄妹平等って言うくせに、なんかすごく、不公平じゃね?って思うことがたくさんあった。
理不尽なことも多いけど、時として、女の特権、妹の特権を行使できる場面も確かにあって。
そんなときは、ここぞとばかりに、特権を享受したりして。
そんな自分が嫌になったりもして。
中学の時は、同性の先輩をカッコイイなって思った。
一方で、異性の声変わりにドキッとしたりして。
普段話す時の声は、どちらかというと低め。
でも、歌うときは高い音域の方が歌いやすい。
なのに、嫌々アルト歌うことになったり。
兄は私がアルト向きだと思い込んでいたり。
前々から思っていたけど、大学生くらいから、社会的性役割についての反発が強くなった。
たぶん、男女平等の教育受けてきたのに、社会じゃあ、性役割押し付けの嵐だから、そうなっちゃったんだと思う。
話は前後するけど、高校時代は私服OKで、よくジーパンばっか履いてた気がする。
夏はスカートも履いたけど、冬は寒かったし(笑)
ジーパンはオールシーズンOKみたいな(笑)
オシャレには興味あるけど、体質的に、使えるメイク用品が限られていたり、単に気を配るのがめんどくさくなったり。
そんなこんなで、ある意味、ちぐはぐな性別観。
だから、那智の葛藤を書きたくなるのかな。
那智という存在を、書きたくてたまらなくなるのかな。
調べれば調べるほど、私が「メビウスの輪」(pixiv掲載の颯那智小説)で書いたことそのものに思えてきた(笑)
かくいう私は身体的、精神的、ともに女性ですが。
文化的性別役割としてのジェンダーには、違和感を感じることしばしば。
女であることを時に喜び、時に嫌がり、時に利用し、時に利用され、生きてきた気がします。
Xの気質って、誰の中にも、多かれ少なかれ、あるんじゃないのかな。
那智を完全に男として捉えて、颯太との関係をBLだとする考え方。
いやいや実は、周囲と本人が気づいていなかっただけで、第二次性徴の発現とともに、心身ともに女の子だったことに気づく!!って設定。
体は男だけど、心は完全に女の子なんだって捉え方。
いろんな考え方があるけど、我が家の那智さんは、そのどれにも当てはまりません。
というか、「まだ明確な答えが出ない」状態です。
不定形と言いますか、不安定と言いますか。
数々の葛藤に直面するんだけど、結局は「とりあえず今はこのままでいっか」で終わります(笑)
体は男で間違いないけど、心は不明。
今後、男として生き続けるのか、女として生きていくのか。
ぶっちゃけ、よくわかんない。
何せ、原作コミックじゃ小5、個人誌&私の小説でもまだ、中学生ですからね(笑)
「女には憧れるけど、男も別に、悪くないじゃん」って感じかな。
女性特有のめんどくさいあれこれは嫌いそうだし。
ってか、このコを「男」とか「女」とかの枠にはめること自体が難しいと思う。
颯太も結局は、そんな枠を取っ払って、那智という存在そのものを、好きになると思うんだ。
……。
いろいろ調べてみて思った。
私が抱いている那智のイメージは、Xジェンダーなのかもしれない
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