今年、ニヌハ2は完成型にまで成長した。 それは、忠さんも僕も同じ意見だ。 次の僕らの目標は、ラダーもアウトリガーもない古式のサバニを操ること。 昔の人は、アウトリガーを装着しなかった。 それは、アウトリガーを必要としなかったからだ。 無い方が便利で速かったからに違いない。 しかし、先人の業を習得していない我々にとっては、いまだに謎な部分が多い。 いま「ニヌハチーム」が勝負を挑んでいるのは、古式サバニの「まいふなチーム」。 まいふなの山城艇長は、早くからこの古式のスタイルを提唱された方だ。そして、我々もまた古式サバニであるニヌハ3の建造をしている。 この大会にも、来年は古式サバニで臨むつもりだ。大きなうねりの中、僕も漕ぎ手に回り、ヨットの名手でもある山城艇長の風上を容赦なく刺す。 すかさず、山城艇長も風上に回りこみニヌハチームのスピードを殺す。 次は、ニヌハチームが・・・。 接触ギリギリのシーンもあった壮絶なバトル。大会後、がっちりと握手してくれた山城艇長の腕は逞しく、そして古式への参加を称えてくれた。
Posted at 2007-06-25 16:01
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Posted at 2007-06-26 05:36
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