SPといえば、要人を警護するセキュリティポリス(Security Police)を思い浮かべるひとが多いと思います。
じつは
模擬患者(Simulated Patient)=医療者の教育のために患者役を演じる人もSP(エスピー)と言います。
はなうめのピアサポーターさんが長年この活動に携わってきたこともあり、毎年秋のテスト時期にはお声がけしてきたのですが、いつも直前にバタバタと募集するだけだったので、一度きちんとご説明しようと思います。
例えば金沢大学の医学部医師を目指す学生さんは4年生と6年生で
OSCE(
オスキー:客観的臨床能力試験:Objective Structured Clinical Examination)という、
実際に患者さんに接する態度や診察の仕方を評価するテストがあります。
そこで、あらかじめ用意されたシナリオで
患者さん役を演じるのがSPさんです。
→金沢大学模擬患者会についてはこちら
はなうめにも↑模擬患者会のホームページをプリントしたものを置いておきます。
まずは「こんな活動があるんだな~」ということをゆるっと知っていただいて、募集がある時にご検討いただければと思います。
実際にSPをやってみた方の声
・先輩が研修以外にも一緒に練習してくれたり、練習方法を教えてくれたので心強かった
・学生さんががんばっている姿に励まされた
・家族ががんになり医療にお世話になったが、その未来につながるお手伝いができてうれしい
・がんになったことでOSCEやSPというこれまで知らなかった世界を知ることができた
・自分もがんの治療中は医師との対話で救われたので、そのお役に立てるのがうれしい
・いろんな学生さんに出会い、一緒にがんばれる活動だと思った
がんという経験が
新しい世界との出会いに繋がったり、
医療の未来に関わるきっかけになっているようです。
SPは病気の有無にかかわらずできる活動ですがはなうめの利用者さんにもぜひ知っておいていただきたいと思います。