震災の日と友人の葬儀
Jan
17
音信不通にしていた友人から電話があった
留守電に小中時代の同級生が亡くなったとの事。
急なことで別の友人に確認の電話をかける
知らないとのこと。
一晩待って考える
...そんなしょうもない冗談ない。
最期のお別れなんだから葬儀に出よう。
彼女との電話を終え連絡を再度入れた。
一日有給をとることにし
黒い身の回りのものを揃える
重々しく玄関を出る
待ち合わせの場所まで一時間半以上かけ到着までに
先に焼香を済ませたという友人から電話があった。
聞いていた時間より半時間遅く葬儀は始まる
余り見かけなかった同級生がぽつり顔を出す
町内の役員のおじさんおばさんたち
娘に兄、親族、親父さんは亡くなっているのでおばさん
友人、というより近所の方々が大勢だった
友人、として出席出来てよかった、
そう思った。
同級生、4日前に誕生日だったのに
誕生日から二日で旅立ってしまった。
お棺の中の顔は綺麗に化粧され
もちろんあれから何年?私は経過を知らずに
歳を過ごしていた。
昔の面影と中学時代に見せた可愛くも華のある
彼女の思い出とは違った顔...
娘の号泣がしばらくの間静かな会場を包む。
今朝起きた時改めて今日は震災のあった日で
こんな日に彼女を送り出すのか、と思うと
重ねてすごく悲しくなった。
あの日も何も出来ない自分が悔しく
今日も何も出来なかった自分を悔い
どうして、何故、と愕然とするばかりだ。
人生なんてどこでどうなるか解らないけど
そこに友情や愛情や何かで救われることが
たくさんあるのに、どうしてなんだろう。
寿命、という言葉で片づけてしまうには余りに若い。
天国では...
元夫と仲良くやるんだよ、と友人は言った。
ええとこいくんやで、と見知らぬおばさんは言った。
私たちの同級生たちは前後の先輩
後輩より全国的に人口が少ない。
少ない中だから同級生が大事だ。
しばらく喪服を同級生の前で着たくない。
いいとこいくんやで...、そう冥福を祈って。
Posted at 2008-01-18 19:22
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Posted at 2008-01-22 04:39
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