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posted 2018-04-26 14:35
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
駅のホーム 硬く低いベンチ 数分で痛みは走るが 朝日が背中を温めはじめ なんか今日もいける気がして 配線が連なるビルの壁に紅は優しい 私に関わるすべての意味を見方して行くぞ...
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posted 2018-04-26 05:48
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
決めちまえばいい 余計なことは考えるな 病室のベットで苦しい筈なのに 最後まで痛いの一言も言わなかった 戦中、戦後を生き抜いた父の口癖が 今、少し弱った俺にふと刺さってきた 決めていたんだ 父は耐え抜くと決めていたんだ 俺も決めてしまおう 俺は元気になる...
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posted 2018-04-26 04:03
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
二十代 やはり詩を書いていた 友人は俺のことを「天才」と言った そうか 俺の詩は知的財産だ しかし三十代 俺のこと「天才」と言ってくれたよな えっ お前はすげえ「天然」だなあ と言った記憶はあるけど それから 「天然」も褒め言葉と思い込み 詩を書き続けているのであった...
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posted 2018-04-25 05:52
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
ツツジの甘い香りだと思ったら 素敵な誘惑は君の蒼い髪から流れて 恋も焦がしていないのに I love you. と、言わせてしまうのだから 君は慣れているように 僕を手のひらで転がして No way ! と、驚いたお芝居 なによりも君だった瞬間 僕がクレイジーだったわけではない...
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posted 2018-04-24 01:24
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
知り合いの知り合いに シックセンスを持っている方がいて まあ、他人だけど 予知能力で私の病気について 訊いてもらった 頸の後遺症はこのまま残りますが 今、患っている腰は良くなります、と 頸は現状維持で、腰は良くなるのか そんな嬉しいことない そうそう前向きに お言葉を頂戴しておこう 昨日のルートブロ...
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posted 2018-04-22 14:48
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
おおきな絵本に小さな手 生まれたてのような瞳 窓の隙間からはそよそよと 風が通り少しのびた髪の毛が さらりと揺れている ページがめくられ お花畑を新しい友だちと 散歩に出かけている 目の前には小さな主人公 となりへ座われば 沈むソファで微笑みを見せ またすぐに物語へ...
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posted 2018-04-21 02:09
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
夢を追う時 君はやさしく応援する 現実に追われる時 君は僕の声が聞こえない お互いに疲れている 一生に何度という話ではないが 会話の先は見えている 何も言わずに歯を食いしばって 行くところまで行ったのなら 僕の納得があるのかもしれない 前向きに前向きに 突っ込んで倒れていければ それでいいじゃないか...
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posted 2018-04-20 01:22
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
初めて足が動かなくなった それなのにうつむき笑っていた どうしたのですか? ああ、ちょっと足が 大丈夫ですか、といわれ 私が笑っているのだから たいしたことでないと 思ってくれただろう 五分ほどして足を引きずり その場から離れた 近い将来、歩けなくなる日が 来るような気がしている MRI検査での結果...
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posted 2018-04-19 03:24
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
おいおい 地図の見方もわからねえのか あんた、地獄へ来るような面じゃねえ ここは地獄の入り口だ さあさあ、その地図を反対にして 天国へ行ってくださいな おいおい だからこっちは地獄だぞ 大丈夫か ああ、仕方ねえ 俺が天国まで案内してやるよ あんた、いい仏さんみたいだからな...
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posted 2018-04-18 14:46
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
繰り返してしまう悪循環を受け入れながら、どうやって微笑んでいこうか。ひとそれぞれの葛藤や悩み、苦しい、痛みがあり、それは自分だけのものではないが、やはり当人にとって最大級の生きていくための試練であり、どうにかユーモアへ変換したいものだ。言うのは簡単だが、超越に近い次元と思えばほど遠く感じ、どちらかと...