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posted 2018-04-28 18:34
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
何とか連休に滑り込んだが 案の定、腰が立たず寝たきり しかし不思議なものだ 足の痺れがずいぶんと軽くなっている もしかすると この腰の痛みが抜けてしまえば かなりいい感じになるだろう 疲れさえ抜ければたぶん 寝たきりならやはり詩を書こう しかし、これまた頸椎症と五十肩 詩を綴るデバイスが両手で持てな...
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posted 2018-04-26 15:06
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
哲ちゃんはね 哲生っていうんだ ほんとはね 自分の開拓に明け暮れ 詩なんて書いて そんなもんが何になる そう言われることもあるけど 哲ちゃんはね 理由なんて関係ないのさ 僕という作品を 作りたいだけなのさ 哲ちゃんはね 哲生っていうんだ ほんとはね...
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posted 2018-04-26 14:35
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
駅のホーム 硬く低いベンチ 数分で痛みは走るが 朝日が背中を温めはじめ なんか今日もいける気がして 配線が連なるビルの壁に紅は優しい 私に関わるすべての意味を見方して行くぞ...
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posted 2018-04-26 05:48
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
決めちまえばいい 余計なことは考えるな 病室のベットで苦しい筈なのに 最後まで痛いの一言も言わなかった 戦中、戦後を生き抜いた父の口癖が 今、少し弱った俺にふと刺さってきた 決めていたんだ 父は耐え抜くと決めていたんだ 俺も決めてしまおう 俺は元気になる...
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posted 2018-04-26 04:03
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
二十代 やはり詩を書いていた 友人は俺のことを「天才」と言った そうか 俺の詩は知的財産だ しかし三十代 俺のこと「天才」と言ってくれたよな えっ お前はすげえ「天然」だなあ と言った記憶はあるけど それから 「天然」も褒め言葉と思い込み 詩を書き続けているのであった...
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posted 2018-04-25 05:52
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
ツツジの甘い香りだと思ったら 素敵な誘惑は君の蒼い髪から流れて 恋も焦がしていないのに I love you. と、言わせてしまうのだから 君は慣れているように 僕を手のひらで転がして No way ! と、驚いたお芝居 なによりも君だった瞬間 僕がクレイジーだったわけではない...
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posted 2018-04-24 01:24
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
知り合いの知り合いに シックセンスを持っている方がいて まあ、他人だけど 予知能力で私の病気について 訊いてもらった 頸の後遺症はこのまま残りますが 今、患っている腰は良くなります、と 頸は現状維持で、腰は良くなるのか そんな嬉しいことない そうそう前向きに お言葉を頂戴しておこう 昨日のルートブロ...
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posted 2018-04-22 14:48
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
おおきな絵本に小さな手 生まれたてのような瞳 窓の隙間からはそよそよと 風が通り少しのびた髪の毛が さらりと揺れている ページがめくられ お花畑を新しい友だちと 散歩に出かけている 目の前には小さな主人公 となりへ座われば 沈むソファで微笑みを見せ またすぐに物語へ...
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posted 2018-04-21 02:09
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
夢を追う時 君はやさしく応援する 現実に追われる時 君は僕の声が聞こえない お互いに疲れている 一生に何度という話ではないが 会話の先は見えている 何も言わずに歯を食いしばって 行くところまで行ったのなら 僕の納得があるのかもしれない 前向きに前向きに 突っ込んで倒れていければ それでいいじゃないか...
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posted 2018-04-20 01:22
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
初めて足が動かなくなった それなのにうつむき笑っていた どうしたのですか? ああ、ちょっと足が 大丈夫ですか、といわれ 私が笑っているのだから たいしたことでないと 思ってくれただろう 五分ほどして足を引きずり その場から離れた 近い将来、歩けなくなる日が 来るような気がしている MRI検査での結果...