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posted 2018-04-13 01:26
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
詩を書くことは 詩を書くことでない 自分をどれだけ 滲み出すか に、かかっている 自分と自分が闘って どれだけ自分を完成できるか に、かかっている 詩を晒した時 もうひとつの闘いがある 敗れて粉々になる言葉 に、笑えばいい 詩を書くことは 詩を書くことでない...
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posted 2018-04-12 05:53
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
どうしても 行かなくてはいけない 場所があった 風が吹き終わる場所 三丁目にある真っ暗な喫茶店 ドアが開く音でオーナーが いらっしゃいませ、と 低い声を響かせる ドアが閉まると テーブルも椅子も 見えなくなってしまい 手探りで席につこうとする オーナーの姿は 未だ見たことがない コーヒーのいい香りは...
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posted 2018-04-11 06:10
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
中学一年生の時 僕は初体験をした と、言っても 初めて女子に殴られた って、話だ 授業中 ちょっとしたことで 口論になって いきなり教科書が 頭に落ちてきた でもなんだろう まったく痛くない 怒りもない 僕に苦笑いをさせる 初めての女子を知った...
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posted 2018-04-08 05:03
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
明日はわかっている たぶん生きていて 何時ものように 風が冷たいとか 身体が痛むとか たいして頑張って いないのに 俺はどれだけ 頑張っているんだ なんて思うのだろう 明日はわかっている たぶん生きていて 何時ものように さほど変わらない 自分で流れて そんなところで 安心しながら へらへら笑い 平...
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posted 2018-04-06 06:20
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
僕は何色にも染まることができる ただほかの色に混ざると身体も心も 変わってしまいもとには戻らない 友だちはつぎつぎにほかの色に染まり おとなになってゆくのさ ひとりの僕はあせっている だけどこのままでいたい なぜなら僕はこの色が好きだから...
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posted 2018-04-04 05:41
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
前橋のネコフェスに参加 商店街やイベント会場で私の詩も 掲示していただきました! 芽部のスタッフの方々、 ありがとうございました!...
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posted 2018-04-03 06:28
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
- 命日 - 林の中では すでに線香が焚かれ 花に囲まれた彼は 照れ笑いをしていた お互いに 「献杯」とビールを飲む 私は 「俺はまだ死んでないよ」と 彼のひょうきんな性格は あの世にいってもかわらない 生前に静かなところで 眠りたいと言っていた彼は 林の中で暮らしている...
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posted 2018-04-02 04:36
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
どっこいしょ ほんだなから ほんがぬけない うんとこしょ どっこいしょ みなさん ちからをかして じいさん はなをさかす ばあいじゃないよ ちからをかして ねずみさん りょうりはあとで ぐりぐらね ちからをかして うんとこしょ どっこいしょ うんとこしょ どっこいしょ おおきなほんが ぬけました...
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posted 2018-03-31 20:43
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
切り裂いた 痛たむ身体で 心地よい風に 疑い進む 不安な足どり 剥がれない衣 軋み丸まり 固まる心 義理の山は 高くなるばかり 世間は大きく 己は小さく 課せられ遂げた 桜吹雪の有終 降るために 昇れと囁く...
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posted 2018-03-30 04:02
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
壊れた腕時計をポケットに入れ 頬のアザが歪んだ微笑みの意味は 居場所の見つからないあきらめ 初めて知った生きている意味の曖昧 インチキ夜空の向こう側を見つめようとして それでも空き缶の転がる夜の街で やっと出会った同じ匂いの君 交わす言葉は傷口の痛みを分け合う 恋にはほど遠いふたりが愛に触れる 日は...