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posted 2013-02-11 02:57
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
濱嘉之の作品は、警視庁情報室の<黒田純一>を主人公にした 『トリックスター』 以来です。 今回は、警視庁公安部公安総務課の<青山望>を主人公に据え、警察学校同期の三人が、それぞれの担当の部で彼に協力する体制が、警察組織として見事に描かれています。 福岡市内で行われた政治資金パーティーの席上で、財務大...
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posted 2013-02-09 03:37
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
前回読んだ著者の 『かばん屋の相続』 の印象が強くあり、今回も銀行が関連している内容のようで、期待感を持ちながら読み始めました。 東京中央銀行の系列子会社である東京セントラル証券に、IT企業の電脳雑伎集団の社長から、ライバルの会社スパイラルを買収したいという相談が起こりますが、親会社の東京中央銀行に...
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posted 2013-02-07 03:37
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
前回の 『契約』(光文社文庫) のときにも書きましたが、明野照葉さんの小説に共通するのは、<「女」の執念・怨念・すさまじさ>です。 今回の『その妻』は、『契約』以降4冊目に出版された最新作(文庫書き下ろし)です。 女性の心理描写を下地に、明野ワールドとでもいいましょうか、独特の盛り上がり方で、今回も...
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posted 2013-02-06 02:30
日々是勉学
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らっち
2013年1月の読書メーター読んだ本の数:4冊読んだページ数:872ページナイス数:18ナイス乙嫁語り 5巻 (ビームコミックス)の感想端々に出てくるロシアの動向。19世紀の中央アジア史のことも気になってきた読了日:1月14日 著者:森 薫図書・図書館史(近畿大学通信教育)の感想どうにかこうにか3冊...
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posted 2013-02-05 18:52
神戸角打ち学会(至福の立ち呑み)
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神戸のおいさん
平成7年の3月に初版 『なしかの本』 が18周年を迎えます。 神戸の大震災も平成7年でした。(震災直後でした) 面白い 「なしか!」 の短文と中沢潤一郎氏の 「なしか坊や」 のイラストがラベル。 その 「なしか!」 をまとめた本、「なしかの本」 が発売されています。(今回で32号が発売) 【日頃の生...
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posted 2013-02-05 03:37
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
緻密な筋立てを組み、縦糸・横糸の伏線を張りながらどんでん返しという構成の推理小説は大好きな部類で、著者の素晴らしい力量に感心します。 また、膨大な資料を史実として検証した上で、その隙間をつなぎ合わせ想像力を駆使したであろう時代小説も、これまた大好きな分野です。 この『写楽残像』はまさに後者の部類で、...
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posted 2013-02-04 16:55
季節の匂い
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紫
いつかは行きたいお伊勢さん。 今年こそ、行くぞ!!と手に取った本。 今年は20年に一度の式年遷宮の年。 お伊勢さんに行くと「生き返り」ができるとか・・・ 人生が変わる!! そういう体験をしてみたい今年です。 悩んだら神社にこころを預けましょう♪...
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posted 2013-02-02 21:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
戦前の陸軍内部に、<結城中佐>をトップとする、半地方人(軍人以外)で結成された「D機関」なる秘密諜報組織を中心に据えた、スパイ小説の短篇集です。 従来の秘密組織と違い、「死ぬな、殺すな」の主義であるがゆえに、軍上層部から反発と嫌悪感を持たれていますが、<結城中佐>の見事なまでの活躍の前には、歯が立ち...
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posted 2013-02-02 18:55
takeの電気式日記
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take
「14歳」という楳図かずお著の漫画4冊を読み終えました。 電車の中で読んだこともあるけど、内容を良く理解していないので、 いつかもう一度読んでみるつもり。 SF漫画だけど、倫理感、人間の尊厳を考えさせられます。 それにしても、 本の厚さは4冊でCDケースの約6割増しなので、厚いし重い。 電車で立って...
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posted 2013-02-02 04:07
季節の匂い
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紫
ポパイ顔の大家のおばあさんと父を突然亡くしたばかりの少女の物語。 そういえば、昭和のおばあさんは、ポパイ顔が多かったように思います。 亡き父への手紙をおばあさんが死んだ時に、棺桶に入れて、 届けてくれるという約束。 それでも、届けてほしいけれど、おばあさんには長生きをしてほしい・・・ 揺れる少女の心...