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Search results for "#詩"
  • 息子へ

    何もせず 自分はどうにかなる、大丈夫 って、のは逃げだからな。 世間は上手く出来ていて、 そういうのをすべて知っているから。 努力に勝るものはなく、 突き詰めていけば努力は充実になり、 楽しみになる。 当たって砕けろ! まずは当たって行かなくちゃな。...
  • 着ぐるみ公園

    たなびくアリの黒波 とても大人達に似ているね 黒基調の衣をまとい 行ったり来たり 休み返上で働いている お疲れさんですね 日曜日の公園 解放された 時間と固まった表情 僕らはここで いろんな衣をまとう サルのように 手を叩き笑い カラスのように ブランコで宙を舞い カァ カァ 鳴く ジャングルジムの...
  • 幸せだにゃん

    平和について考える時 まず猫ちゃんのまったり主義を 知ろうとすることが大事だ 猫じゃらしがわざとらしく動く 好奇心が強く 自分の安全を見極めながら手を出す 夢中になってしまっても よく見てカラダは反応する ちょっと疲れたらカラダをひいて 腹ばいになり目はキョロキョロ 右、左、上、あっち 左、右、上、...
  • 香ばしき秋

    ビルの谷間では見えぬ稲 乾き始めた風に実りの秋は 色づいてきただろうか 轍を上手に跨ぎ イナゴの上をトンボが飛んで 雲の向こうにはくれないの夕日 僕は少し早めに出勤し 職場近くの公園 目を閉じ香ばしき風の匂い 贅沢なひと時にほっこり 今日の素晴らしい始まり 幸せの風を感じながら...
  • 黒と白のスパイラル

    ピアノの響きを突き刺してくれ 小心者の繰り返しに終止符を クレージーな早弾きで 都会の景色が奏でられると コーヒーカップを手にしたまま 街が歩き出し僕を置いてゆく 口をポックリ開けてここに佇むしかない 目の前の奏者は我が世界の中で 芸術の衣に身を任せ 僕をその世界へ手招きしている ピアノの周波数は僕...
  • 君にアルペジオを

    しとしと降る雨のように 丁寧にアルペジオで奏でる 僕のつくる景色は どこまで描けるのだろうか 君の疲れた心に沁みるように 弦を弾いて 蔑ろな甘えは僕の罪 すれ違いの心 君に寂しさがおし寄せた これではいけない 想い出の栞をつまみ だいじなページを開いてみる 夢で輝く僕を見つめる君の瞳 ふたりの原点は...
  • 命質屋

    あなた様の場合 魂が通常より小さく燃えているため 金額はこちらになります 納得されないようでしたら 私どものお勧めは 差し控えさせていただきます よくお考えになってくださいませ そうですか ご契約になられますか ありがとうございます それではご成約に ご協力を願い致します その前に 先ほどの説明と重...
  • 「クスグリマン参上!」 だけど見えないよ

    何を隠そう私はクスグリマン 隠してないじゃないか 君はそう言いたいね でも、残念ながら 私は透明人間になれるから 隠れることができるのさ それで、クスグリマンって 何をしているか知ってる? 知ってたら 私の存在を知られている って、ことになっちゃうけど まあまあ、落ち着いて 聞いてくださいな 私はひ...
  • 木曜日。。。

    火曜日、水曜日より なんとなく存在が薄い 土曜日、日曜日なら 街の雰囲気も変わって ひとの表情も明るい 土日の勤務は お疲れさんとしかいえない 月曜日なら電車の中 一番に眉間のシワが深くなる 金曜日なら もうひと頑張りの空元気 木曜日 はて、なにかあっただろうか 思い浮かばない今日、木曜日 無表情 ...
  • 目覚めの詩作

    首のまわりに汗が出ている 目覚めてすぐにシャワーを浴びたい朝 もう九月八日というのにこの暑さは 枕カバーも濡れているようだが 朝はカラダが軋んで動けない 腕を回せばバギバギと鳴り 胴体は丸太のようにコッチコチ 扇風機のスイッチを足の指で押す 子どもには見せられない技だ 首筋が冷たくなる やはりなんと...
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