「阿修羅展」観覧記。
Apr
29
外に出るにはぴったりの日となりました。
そこでいま評判の「阿修羅展」に行こうと出発。
会場につくとやはり予想通り並んで並んでる人々が・・・。
30分待ちの看板が・・・。
ただ今日は連休とはいえ、
平日なのでそれでもいい方とのこと・・・。
前日の休日においては、
1万5千人の来場者があったということを考えると、
今日はまだラッキーと言えるようだ。
並んでる途中には、
給水施設が設置されていて、
冷たい水を自由に飲めるようになっている。
これはなかなか気の利いたサービスだろう。
風が若干涼しいとはいえ、
炎天下の待ち時間を考えると、
かなりこれはかなり親切なサービスだ。
結局、30分の待ち時間よりは、
早めに入場することができた。
中に入るとすぐに音声案内を借りる。
黒木瞳のナレーションで始まる。
言葉がはっきりしていて声も通るので、
非常に聞きやすい。
銀製の食器や和同開珎の貨幣。
琥珀の数珠や装飾品。
水晶柱や水晶玉の装飾品の数々・・・。
これは透明感が素晴らしくきれいだった・・・!!
そしていよいよ仏像のコーナーへ・・・。
中に入って見たとたん固まりました・・・。
素晴らしい表情を持っている。
生きているような表情で、
語りかけたくなるような雰囲気を持っている。
微妙な目の表情・・・。
リアルな額のしわ・・・。
とにかく人間の微妙な表情が生きているようだ。
これほどの描写力というのは、
人智を超えたものがあると感じさせるに十分だ。
頬の肌触りは見ているだけではあるが、
人間の頬の柔らかさをそのまま感じさせる。
若者から老境に入った者までの微妙な表情の変化が、
目を見張るほど実に見事だ・・・!!
最後に主人公の「阿修羅像」の前に出る。
この写真の顔を見て欲しい。
これは写真で実物を見た者にとっては、
似ても似つかないと言える。
これだけ別物に見えるのも結構すごいことかも・・・。
こんな雰囲気だということしかこの写真は伝えていない。
実際の表情は何かを訴えていて、
いつまでも目が離せない衝動にかられる。
すっきりとした顔立ち・・・。
阿修羅という名前にはふさわしくないような、
素晴らしい魅力的な顔だ。
左右にも顔があるのだが、
これがまた微妙に表情が違う・・・。
360度グルっと運よく一番前で見て回ることができた。
ほんとにゆっくり回っていくのだが、
そのゆっくりが早く感じてしまう・・・。
それは見ている皆さん同じようで皆止まってしまう・・・。
係員の女性が何度も歩くように即す。
最後にもう一度目の前に立つ・・・。
ほんとにこの魅力的な人の心をとらえる表情には驚くばかりだ。
なんとも言えない雰囲気の中、
一段高くなっている通路からまた眺める。
解説にもあるように、
涙をたたえているようにも見える・・・。
少し上から見るとまた表情が少し違って見える。
こういう表情を持った像を作り上げる技術は、
今の日本にはなさそうだ・・・。
1300年前の日本には存在したということだろう・・・。
なにが発展してなにが衰退したか・・・。
そこまで考えさせられる「阿修羅展」ではあった。
これ以後いつ見られるか全く分からないというより、
死ぬまでこの間近では見ることはできないだろう・・・。
一見をお勧めします・・・!!
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Posted at 2009-04-29 23:40
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