~人事総務の窓4~ 従業員数が増える時
Aug
18
製造業で従業員が300人以下の企業は中小企業、
小規模企業は、常用雇用者が20人以下と定義されています。
全国の中小企業は、3,578,176社(2016年現在・中小企業庁HPより)
その内、小規模企業は、3,048,390社です。
中小企業の85%は、小規模企業です。この数字から100人以上の中小企業というと数が限られてくるでしょう。
私が入社したころは、60名ほどの規模でした。
そのあと少しずつ増えて、90名ほどで推移して、
ここ数年で120名に増えています。
100人までは、従業員一人ひとりの顔と名前が一致できる規模。
100人を超える時に人事や労務の課題が変わってくると聞きます。
人数が増えてまず戸惑ったのは、情報伝達です。
人数が少ないうちは経営陣から所属長に伝えれば
従業員の皆さんにはほとんど伝わりました。
でも、人数が増えると朝礼でお休みした人には伝わっていなかったり、
放送が聞こえる人と聞こえない人があったり。
文章もどこまで配るのか、掲示するのか。
今でも試行錯誤は続いています。
また従業員が増えると多様性も生まれ、
高卒入社の10代の方から65歳以上の方、外国籍の方や派遣の方もいます。
お一人お一人がどんな情報を必要としているのか、
どんなふうに発信する情報を受け取っているのか、
想像力と現状把握が求められています。