~人事総務の窓60 サーカスの像~
Apr
10
「我慢は美徳」
私たちは物心つく頃から
我慢をすることを教えられています。
少し体調が悪くても休まない
手を抜きたいと思うのはずるいこと
人の迷惑にならないように
このくらい我慢できないと
まだまだできるでしょう
いろいろな言葉で我慢する方法を身に着けてきました。
本当につらい状況になったら
状況を変える提案をしてもいいし
断ってもいいし
逃げてもいい。
我慢することに慣れすぎて
いつの間にか
その選択肢があることさえ忘れてしまう。
サーカスにいる像は
はじめは自由なサバンナを思い
何度も何度も逃げようとします。
何度も何度も捕まって
そのたびに痛めつけられる。
逃げれば痛めつけられる。
その繰り返しの中で
像は逃げると痛い目に遭うことを学習していきます。
はじめは逃げないように
足を「鎖」でつながれていたのが
「ロープ」になり
サーカスで曲芸ができるようになるころには
「リボン」に変わっていきます。
逃げれば痛めつけられることを学習した像は
もうサバンナに戻ることを
思い描くこともなくなります。
足には「リボン」が巻いてあるだけなのに。
サーカスの像をサバンナの大地に帰すこと。
そのことを思い描きながら
何度も何度も根気よく
若手社員に声をかけていこうと思います。
~.:*★今日の問いかけ★*:.~
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