『蔓無源氏』 100年前の幻の芋
Feb
23
『蔓無源氏(つるなしげんぢ)』 国分酒造協業組合 鹿児島県霧島市国分
「蔓無源氏 」は、さつまいもの品種で、明治40年に見つかった、数少ない在来品種の芋です。
大正時代から昭和の初め頃までは、鹿児島県でもかなり多くの生産量があり、食用・焼酎などに使われていたようですが、
第二次世界大戦を機に、当時収量の高かった 「農林2号」 などの芋に取って代わられ、昭和40年以降は、
鹿児島県でも収穫実績がない状態が続きました。
この、絶滅状態だった 「蔓無源氏」 の芋を復活させ、造った焼酎が、その名も同じ 「蔓無源氏」 です
平成15年7月に、鹿児島県農業試験場で、「蔓無源氏」 の苗を10本ほど分けてもらい、
霧島市福山町の農家・谷山秀時さんに依頼して、芋作りが始まりました。
2年後の平成17年秋、焼酎の仕込みが始まり、以来、毎年 「蔓無源氏」 の焼酎を仕込んでいます。
「蔓無源氏」 の芋は、食べても、とても甘くておいしい芋で、この甘い風味が焼酎にも現れています。
また、老麹を使った 「大正の一滴」 と同じ造りで、旨みと甘みが特徴の芋焼酎です。
ふかし芋を食べているような風味を感じる、芋焼酎です。
しかも、2年から3年近く熟成されていますので、とてもまろやかな味わいに仕上がっています。
更に、「平成22年仕込み」 では、麹米を全量、霧島産長粒米 「夢十色」 を使って仕込み、
【米は「夢十色」100%、 芋は「蔓無源氏」100%】 の焼酎となります。
【蔵元談】
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Posted at 2012-02-23 18:44
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Posted at 2012-02-23 18:47
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