使用済みガス缶への再充填は危険性があるので禁止されています。 が、実際には再充填用器具が販売されており、充填して使って いる方も多いようです(私もです) 再充填で最も危険なのは容器の腐食などによる損傷です。 ガスではありませんが、その昔、叔父が狩猟家で、私もよく 銃弾の充填を手伝いました、小さいときから器用であったようで、 叔父は「お前は器用で作業が早い」とよく言われました。 銃弾への充填手順は使用済み薬莢(真鍮)を湯洗浄して乾燥させ、 雷管(信管)をはめ込み、黒色火薬を充填し、押さえ蓋をし。弾丸 を最後に入れます。 このとき、さんざん言われたのは薬莢の変形と傷でした。 散弾でも変形や傷があると、薬莢は破裂して取り出しが困難程度ですが ライフルの場合は、暴発の危険があり要注意、古くなったライフル弾は 点検が必要でした。 OD缶の場合の次の注意点は過充填です。 最もよく使う(軽いので)IP110では全重量が203g前後であるため 充填時にはこの重量を絶対に超えてはいけません。 CB缶からならこの重量まではなかなかなりませんが、ODの大型缶 からの充填の場合には、この恐れが発生します。 特に受け側を冷却し内部圧が低いと短時間で過充填になります。 充填後は必ずデジタルスケールで計量し、重量の確認が必要です。 周囲温度にもよりますが、CB缶からなら180g前後で充填が一息つきます。 ここで頑張らずに、この状態で携行すれば、1日の山行なら十分な量です。 満タンにする必要はなく、8分目でOKにしましょう。