Nov
18,
2019
4PearPoE(002)
PD側でパラレル接続しています。
これは、LANケーブルでの電圧降下を少しでも減らす狙いでの構成ですが、
そのLANケーブルの伝送路直流抵抗値にばらつきがあると、期待する結果が
得られません。
FLUKE社の最新型のケーブル試験機は、この部分が検出出来るような構造
となっています。
4pearPoEは、4ペア(8本)のケーブル芯線をすべて使い送電するので
芯線ごとの抵抗値、これは芯線自体ではなく、プラグ内のカシメでの
抵抗値やピンの形状などでの接触抵抗が問題となってきます。
ただし、PoE100wでの使用でなければ、この部分の検査値は、根本的な
知見をお持ちでない方には「迷い」が生まれるデータとなります。
AutoテストでのPass/Failのみでケーブルを判定してはなりません。
Passであっても、マージンのチェック、Failならどのテストで不合格
で、その内容は使用目的に対して重要か否かの選別が出来ないと、この
テスターを使うのはかえってマイナスになる場合があります。
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