大型ストロボでの露出決定

大型ストロボを使っての写真撮影です。
大型の場合、当然光量が多いので、被写体に光を直接照射するようなことはしません。
減光膜を取り付けても、直接照射の場合には、ISO200 1/60で、F45などのような
値となってしまい、ハレーションなども起こすので、この手の使い方はしません。

多くはディフューザを使い、さらには天井反射などで減光して撮影します。
問題はカメラの設定です。
二枚目の写真は露出計で、被写体のF値を測定していますが、天井にディフューザが
あるので、LED照明は減光され、ISO200 1/60 では F2.8とレンズギリギリの照度です。

ここでストロボの間接光を使って照明するのですが、ストロボ発光時の値は測定しないと
わかりません。
そこでこのような露出計を使います、ちょっと見えにくいのですが、二枚目の写真の
露出計の下側にストロボと繋がっているコードがあります、シンクロコードと言います。
露出計のモードを「CODE」にして、測定ボタンを押すと、その瞬間にストロボが発光し
露出計でその瞬間の値を測定することが出来ます。
三枚目の写真がその値で、F8.0となっています。

カメラにこのシンクロコードを差し込み(※最近は2.4Gの無線でワイヤレス)、設定を
マニュアルで、ISO200 1/60 F8.0 にすれば、標準露出(≒適正)での撮影が出来ます。
あとは、設定の微調整をしたり、ストロボの光量を変更するなどして適正値を探します。

ほとんどの方はストロボは暗いから、または逆光補正程度だと思います。
ましてや大型のストロボなどは使う機会は無いと思いますが、商業写真は、このように
面倒な事をして撮影するのです。






わかお かずまさ

VegaSystems


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