ゴルフにはドライバーやフェアウェイウッドのような150ヤード以上の飛距離が必要なロングショット、150ヤードから50ヤード位までの正確さを求められるショット、50ヤードより短く如何にピンのそばに寄せるかが重要なアプローチショット、グリーン周りのバンカーショット、それにパッティングのすべてが揃わないとスコアがまとまらない。
くまごろうのようなボギーゴルファーにとっては、ドライバーの調子の良い日に限ってアプローチショットにミスが多いとか、パットが今ひとつ決まらないなどの理由でスコアが90を超えてしまうことが一般的だが、逆に何もかもがうまく行って、自分でも驚くような80台前半でホールアウトするような幸運な日もごくまれにある。
くまごろうの今年のゴルフの目標は例年と同じUSGAのハンディキャップが15.0以下となることであるが、今年のシーズンは17.1から始まった。春先は雨が多いためフェアウェイが湿っていてミスを犯しやすく、またアプローチショットも何となく勘が鈍っている感じでいまいちの上、グリーンもシーズン真っ盛りに比較して遅くラインが読みづらいのでスコアはまとまりにくい。この間にはあろうことか100叩きの日も何回かあり、そのため4月15日のハンディキャップは17.8、5月15日に至っては18.2と目標からどんどん遠ざかってゆく。
しかし5月に入って天候が安定し、フェアウェイも適当な固さになってくるとドライバーの飛距離が増し、ミドルアイアンショットが狙い通りになる確率が良くなり、グリーンではラインを読んだようにボールが転がる頻度が増してスコアがまとまってくる。ハンディキャップは過去20回のラウンドの結果によるため、6月15日には17.2と少しだけ下がったが、更に7月15日には16.4まで良くなった。この2ヶ月間に80台のラウンドが3回、93以下が4回あったことが貢献している。この調子でシーズンを過ごせば15.0達成も夢ではない。
ゴルフとは統計的なゲームである。くまごろうのホームコースハンディキャップは現在19だが、これは1ラウンドに19回ミスを犯す確率がある、ということである。確かに土曜定例ゴルフの仲間とラウンドすると、ハンディキャップ10のメンバーは例え1番、2番ホールで連続してダブルボギーを叩いても、80から85位でフィニッシュしている。だから彼にはたくさんハンディを貰っても、ナッソーでは取ったり取られたりでうまくバランスしている。
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