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くまごろうのひとりごと

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ランニング

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いつものコースを走り始めると、初めは景色やその時の天候について考える。しかし約5分後の最初の上り坂にかかると息が上がってきて心臓の鼓動に敏感になっている。5メートル先に進むこと意外は考えていない。ピークを超えてなだらかな下り坂にさしかかるとまた景色を眺め、すれ違う人たちを観察している自分がいる。

第二の上り坂は約15分後である。公園の中の並木道を登ってゆくと右側に大きな公園があり、野球のダイアモンドが2面ある。シーズンにはリトルリーグの子供たちが練習しているが、坂道を登っている私は孫のリトルリーグに思いをいたす余裕がない。この坂を上りきるとワシントン湖が見え、更にシアトルが遠望出来るが、この景色を楽しみつつ、いつも歳のくせに良く走るワイ、と自虐的になる。

次の2.5キロの区間は住宅街のアップダウンを走るが、ひたすらノルマを消化している。心臓の鼓動はあまり気にならないが、膝や筋肉のきしみが感じられ、そのことばかり考えているようだ。

最後の2キロ区間は最初は別の公園の外を走り、その後ワシントン湖、更にその先にはベルビューの高層ビルが見える風光明媚なところを走るが、少し疲れが出始め景色を楽しむ余裕はあまりない。ゴールまでの残りのことばかりを考えている。

散歩をする時は仕事のことや家族のこと、社会のことなどいろいろなことを考えるけれど、走っている時は肉体に大きな負担をかけているので脳は走るのに必要な臓器や筋肉のために一所懸命働いており、より複雑なことを考える余裕はないのだろう。すなわち空白の中なのだ。
#スポーツ

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