昨日バージニア州の郵便局で武装した男が人質3人をとって立てこもった事件はアメリカ中にテレビで放映された。この男はプラスチック爆弾と4丁の銃を所持していたそうだ。8時間後にこの男は投降し、人質は無事解放された。
この事件解決に活躍したのが武装したロボットだったのはいかにもアメリカらしい。銃を持ったロボットが犯人に接近し、犯人がロボットに対して両手を挙げて投降している写真は少しこっけいでもある。ロボットにこのような使い方があるとはアメリカならではのような気がする。
アメリカでは他国と同様、かねてより戦争に使うための戦闘用ロボットを開発している。アフガニスタンで使用されている偵察用または攻撃用無人機も一種のロボットだ。戦闘用ロボットは第二次世界大戦でも使用されており、必ずしも目新しいものではないが、今後も破壊力の大きいロボットが開発されていくことだろう。
これらのロボットを開発しているのは先進国や大国であり、ロボットとの戦いを余儀なくされるのは開発途上国の兵士と思われる。戦争に正義を持ち出しても詮無きこととは思うが、敵国の兵士ではなくロボットに殺される兵士はあまりにも気の毒なことだ。
鉄腕アトムの世界では決して人間に刃を向けないことがロボット界の掟であったと思うが、その影響か日本でのロボット開発は危険な作業の代行、介護、人間に潤いを与えるものなど人間界を支えるものが中心のように思えるが、現実の国際社会ではこの掟が守られていない。ジュネーブ諸条約に鉄腕アトムの掟を加えるよう、日本政府は尽力すべきと思うのだが。
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