今日はスーパーサンデイ、アメリカンフットボールのチャンピオンシップゲームの日曜日だ。シアトル・シーホークスはここ数年低迷してプレイオフにも出られない状態なので、シアトルでの盛り上がりは大きくないが、それでも例年のようにスーパーボウルを見るための大型テレビ販売の広告がにぎやかで、スーパーマーケットでは友人たちを招いてテレビ観戦するスーパーボウルパーティのためのビールやワインに加え、ポテトチップス、ディップ、ピザなどがたくさん売られている。
今年はCBSがスーパーボウルをテレビ放映するが30秒の広告が$2.5-3.0 millionで、総額$200 millionのスポンサーが付いたとか、それだけの広告費を払ってもアメリカの人口の約3分の1にあたる1億人が見るから意味があるそうだ。例年スーパーボウルの放映中はショッピングモールががら空きになるので、その通りなのだろう。
今年のスーパーボウルはインディアナポリス・コルツ対ニューオルリンズ・セインツ、どちらのチームもクオーターバックのパスプレイが見所だ。パスプレイは派手なので素人目には見ごたえがある。しかし通はランニングプレイを楽しむらしい。ランニングバックが並み居る大男の間をくぐり抜けて前進するさまは不思議に思える時があるが、これはオフェンスのタックラーやガードたちがディフェンスをよく抑えているから可能なプレイなのだ。以前フットボールのコーチから聞いた話だが、オフェンシブタックラーやディフェンスは130キロもある相手と相撲の立会いと同じようなことを1ゲームの間に60回から90回繰り返すので、よほど体力を鍛えておかないと持たないそうだ。だからサイドラインでは酸素吸入している選手をよく見かける。
アメリカンフットボールはきわめてアメリカ的なスポーツだ。プレーヤーは専門分化されたスペシャリストで、中にはゲーム中にボールに一度も触れたことのないプレーヤーもいる。以前シアトルシーホークスのベテランディフェンシブタックラーが相手チームのファンブルしたボールを拾ってタッチダウンしたことがあったが、インタビューでは長いキャリアで初めての経験、と話していたことが記憶に残っている。
アメリカでサッカーは子供たちの間では結構人気があり、また一応プロリーグもあるにはあるが、専門局以外ではテレビで放映されることはほとんどない。その最大の理由はコマーシャルブレークが取れないことだという。野球でもフットボールでもバスケットボールでも試合は途中で何回も止るのでコマーシャルをはさめるが、サッカーはそうは行かない。
コマーシャルの時にトイレに行くのは洋の東西を問わないが、スーパーボウルはコマーシャルも結構見ごたえがあり、またハーフタイムショウも見逃せないのでなかなかトイレに行くことが出来ない。ハーフタイムショウといえば、数年前にジャネット・ジャクソンのおっぱいちらり事件があったが、幸運にも私はちゃんと目撃することが出来た。今年はどんなショウをやるのだろう。わが家では午後3時半頃から息子一家とともにスーパーボウルパーティを開く予定だ。
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Posted at 2010-02-07 12:29
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Posted at 2010-02-08 03:03
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