アメリカの休日に考えること
Feb
15
アメリカの祝祭日は少ない。次の祝日は5月下旬のメモリアルディ、そして7月4日の独立記念日、9月第1月曜日の労働記念日、10月第2月曜日のコロンバスディ、11月11日のベテランズディ、11月第4木曜日のサンクスギビングディ、12月25日のクリスマスディの10日だけだ。これらの祭日の中でキング牧師の誕生日、コロンバスディ、ベテランズディを休まない企業も多い。
日本では休日がたくさんある。今年になってから既に元日、成人の日、建国記念日があり、夏までに春分の日、昭和の日、憲法記念日、みどりの日、こどもの日、海の日の9日が休日だ。これに加え正月3が日は休みとする企業が多いから、7月までにアメリカの休日を越える休みがある。その後も年末までに6日の休日があり、大晦日はもちろん、その前日も休む会社が多いので、日本の休日はアメリカの2倍となる。
休日が多いということは経営者の立場から見ると労働生産性が低下することになるが、有給休暇を消化しないと言われる日本人には国が定めた休日が必要なのだろうか。それにしても近年制定された日本の休日は、特定業界が政治家と組んで推進し、受益者である公務員や給与所得者にとって悪くない話なので、まとまった反対を受けることなく決まっていったような気がする。もしも新たな休日の制定が企てられるなら、経営者は強く反対すべきと思うのは私だけだろうか。