『いつか響く足音』
柴田よしき・著
出版社: 新潮社 (2009/11/20)
毎日のように柴田よしきさんの作品ばかり読んでいる日々。
少し飽きてきました。
この作家さん、私的には、描写ではなく、読み手の想像力で話を膨らませていくタイプなのかもしれません。
団地に住む人々の温かさ(昭和の名残り)が伝わってくる作品です。
◇内容説明◇
かつては理想郷、今となっては古臭いだけのこの団地。
借金まみれのキャバ嬢
息子夫婦から絶縁された料理好きの老女←この嫁凄い!!これだけ非情になれると楽だろうな♪
猫の集会に執着する有名カメラマン
事故に見せかけて、夫の多額の保険金を手にした未亡人。
みんな孤独で、寂しくて。
どこで道を間違ったのだろう?
あの甘やかで、温かな場所に帰りたい――。
それでも他人同士が肩寄せ合うこの空間は、なぜだかとても心安らぐ。
「共に生きる」意味を問う、感涙の連作小説集。
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