角川書店(2011.2.28)
怪談の短編です。
◇内容◇
湯治旅の帰途、若夫婦が雨で足止めになった老女との相部屋を引き受けた。
不機嫌な若妻をよそに、世話を焼く婿養子の夫に老女が語り出したのは、
五十年前の忌まわしい出来事だった…。
表題作「ばんば憑き」のほか、『日暮らし』の政五郎親分とおでこが謎を解き明かす「お文の影」、
『あんじゅう』の青野利一郎と悪童三人組が奮闘する「討債鬼」など、
宮部みゆきの江戸物を縦断する傑作全六編。
・坊主の壺
・お文の影
・博打眼
・討債鬼
・ばんば憑き
・野槌の墓
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