【本】『天を灼く』『地に滾る』
Sep
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先日、『天を灼く』を読んで、
その後続編が出ていることに気づいて、予約して借りました。
どちらかといえば、一般書というよりも児童書のような感じです。
『天を灼く』
◇内容◇
紅く焼ける空の下篠突く雨の中を、元服前の天羽藩大組組頭・伊吹家嫡男の藤士郎は、父・斗十郎の佩刀を抱え、山奥にある牢屋敷に向かっていた。
姉・美鶴が嫁ぎ、両親や親友の風見慶吾、大鳥五馬と送る平穏な日々が暗転したのは二十日前。
豪商・出雲屋嘉平と癒着し藩を壟断したという咎で斗十郎が捕縛されたのだ。切腹が申し渡されたこの日、謎の若者・柘植左京に牢屋敷に呼び出された藤士郎に、
斗十郎は身の潔白と藩政改革の捨て石になると告げ、介錯を命じた……。
『地に滾る』
◇内容◇
ならば、真っ直ぐに生きてみせる。
藩政の刷新を願い脱藩した天羽藩上士の子・伊吹藤士郎は、 人が行き交い、物が溢れる江戸の大地を踏み締める。
人生に踏み出した武士の子は、 貧し、迷い、慟哭しながら、
自由に生きる素晴らしさを知る。
江戸から、天羽へ帰ることになったところで終わったので、これからも続きがありそうです。