集英社 (2018/12/20)
1月のはじめ、朝のテレビで、4人の若手作家が面白かった本を1冊ずつ挙げていました。
試しに予約して、読むことにしました。
『最初の悪い男』と『両方になる』は全く本が開きませんでした。
この本は、しっくりしないながらも、ページは開き続け、
最後は、予想しなかった展開に。
それなりに読めました。
本の装丁の雰囲気も良く、図書室の懐かしい居心地を感じた作品でした。
◇内容◇
堀川次郎は高校二年の図書委員。
利用者のほとんどいない放課後の図書室で、同じく図書委員の松倉詩門と当番を務めている。
背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、快活でよく笑う一方、ほどよく皮肉屋ないいやつだ。
そんなある日、図書委員を引退した先輩女子が訪ねてきた。
亡くなった祖父が遺した開かずの金庫、その鍵の番号を探り当ててほしいというのだが…。
図書室に持ち込まれる謎に、男子高校生ふたりが挑む全六編。
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