十六夜荘ノート
Nov
29
『マカン・マラン』が面白かったので、同じ作者の本を借りました。
はじめは、なんだかなぁと思いつつ、読み進んでいくと、面白い展開になってきました。
8月に読んだ福澤くんの『そのひと皿にめぐりあうとき』と重なりました。
◇内容◇
全く会ったこともない大伯母(祖母の姉)から、高級住宅街にある古い洋館を遺された雄哉。
しかし蓋を開けてみるとそこは、シェアハウスで、ドロップアウトした人間たちの巣窟だった!?
本文より・・・
「そりゃあ、世間は光の当たっているものや、勢いのあるものしか認めない傾向はあるけどさ。
満ち欠けがあるのが自然なのよ。
人も国も社会も仕事も、恋愛もね。
完璧な状態だけ追い続けてたら、おかしくなっちゃうよ」
【本】
ソフトカバーなのに1600円するのには驚き。