花園で
アリウムギガンテウムの花が咲いています。
長雨がようやく止んで、今朝は久しぶりの晴天です。
おひさまが望めるだけで嬉しい気分になります。
2020.3.30
昨年『群青の魚』を読んでから、数冊この作者の本を読み、ドラマも観ました。
先日は、新聞にも円熟のストーリーテラーとして紹介されていました。
今回もダークな世界が描かれています。
『白日の鴉』と『Iターン』と『ジューンブラッド』がミックスしたような作品でした。
この作者の作品は、凄まじい展開の後に最後は、ほっとすることが多いです。
今回は、ほっとというか完全燃焼できなかった感じです。
◇内容◇
食材偽装の告発に絡み、子会社に左遷された50歳のサラリーマン、入矢悟。
過酷な業務に耐えかねて本社への復帰を図ったが、冤罪での逮捕をきっかけに解雇され、家庭は崩壊する。
さらに悪徳プロダクションの罠にはまった大学生の娘に助けを求められる。
殺人現場を目撃した入矢は殺されそうになるが、必死に命乞いをして殺し屋四科田から半年の命の猶予を得た。
四科田の指示通りに動く日々が始まった。恐怖と凄惨な暴力に苛まれる悪夢のような日々。
入矢は孤独と絶望のなかで、しだいに変貌を遂げていく。
本文より
「先があると思うから、いまが―現在が苦しくなる」
「現在は誰にも認識できない。認識した瞬間、現在はすぎ去っている。つまり現在とは、すでに過去だ。過去は記憶にすぎず、未来は存在しない」
「過去は記憶、現在は感覚、未来とは想像だ。未来はクロノス―過去から現在そして未来へと直線的に時が流れるという時間認識によって生まれる」
「こうしてる何秒かの間にも未来はやってきていると思えるのは、その数秒間が過去として記憶されたからだ。そもそも時間とは認識だ。計測的にはおなじ一秒でも、体感時間は長短がある」
「現在とは感覚であり、一瞬前の過去だが、人間が生を実感できるのは、やはりその瞬間しかない。にもかかわらず未来を思いわずらうのは、過去の思い出に耽る老人と同じだ」
今回は、意識の問い・・・哲学的でもありました。
この本は、ソフトカバーでした。
本は、ハードカバーの単行本が好みです。
本を読んだという実感になります。
文庫本は、文字がぎゅっと詰まっているだけで苦手です。
花園で
花梨の実が見られます。
まだ緑色で初々しい紅色が少し見られます。
そのうち、黄色に変わります。
この庭で
薔薇の実が大きくなっています。
がくの星の形がお気に入りです。
7.18 二輪目が咲きました
この庭で
瑠璃茉莉が一輪咲いています。
松の葉に絡まっていたので、離そうとしたのですが、難しいので諦めました。
7.13
7.23 更に葉が大きく開きました
この庭で
桜の切り花を挿し木した鉢の枝から、ようやく新葉が出てきました。
3本植えたのですが、1本挿し木に成功したようです。
花園で
大輪金糸梅が咲いています。
例年は、花壇いっぱいに咲くのですが、
今年は休園もあり、花壇には草が蔓延って、花が隠れてしまっています。
昨日は、一日晴れのち曇りでほとんど雨は降りませんでしたが、
今朝から再び雨が降り出しました。
当分、雨の日が続くようです。
花園で
栗の実が緑色になりました。
今年は、閉園中に栗の花が咲いて、見ることができませんでした。
緑色の実は、梅雨空に清々しさを加えてくれます。
今朝は、一時的に青空が望めましたが、また空がどんよりと曇ってきました。
まだまだ雨は、続きそうです。
この庭で
鉢植えのトマトが赤くなりました。
そろそろ収穫できそうです。
おあじはいかが?
◇追記◇
12日の朝、収穫して夕食時に食べました。
皮が少し硬めでしたが、酸味のあるまずまずのお味でした。
散歩道で
唐鼠糯が咲いています。
雨の後、通ったら、白い花がそろそろ終わりで茶変しているところも見られました。
満開の時期を見逃してしまいました。
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