以前公開した善通寺市の西部に在る「王墓山古墳」に関して調べている時に善通寺市では4/29は「古墳の日」と定めて市内の主要な古墳を内部を含め公開している事がわかりました。更にマイクロバスによるツアーも開催されているようなので前日に申し込みました。 4\29日午前9寺前に市役所前に集合してお昼前まで3つの主要な古墳と歴史資料館の見学に出かけました。募集定員は25名でしたが総勢41名の参加が有りマイクロバス2台に分乗しての見学です。この日は自衛隊善通寺師団の基地公開日も重なって基地周辺は大変な混雑でした。 最初の古墳見学は大麻山(おおさやま)海抜400mに在る「野田院古墳(のたのいん)」です。この大麻山の南東部は有名な「金比羅さん」が有って「象頭山(ぞうずさん)」とも呼ばれています。大麻山山頂は538mですが北部には約400m辺りにテラスのように扁たい部分が突き出ていて そこに「野田院古墳」はあります。ボランティア協会の方の説明を聴きながら かなり狭い登山道をバスで20分程登りました。 「古墳の日に伴う野田院古墳特別公開」という事でこの日だけ文化財保護協会の皆さんが現地で管理して古墳に立ち入る事が出来ます。 平成9年から6年かけて野田院古墳の保存整備事業で石積みの前方後円墳が復元されています。側にある展望台からは讃岐平野と瀬戸内海の展望と野田院古墳の全景を見る事ができます。石積みの後円墳部はまるでUFOか天空のUFOの基地の様に見えます。 3世紀後半の前方後円墳としては最も早い時期に築造された古墳です。竪穴式石室が2箇所有ります。ヤマト王朝の特徴的古墳の形式ですが、更に石積みの古墳は高松市の峰山古墳群と徳島県にしか存在しないそうです。もう一つ特異な点は標高差400mと言う山の上に在る古墳である点です。 高度な石積み技術も確認され全国的にも稀に見る古墳である事が解りました。 古墳に併設された説明書を出来るだけ掲示しておきます。 善通寺市の古墳を映像で紹介 : http://www.city.zentsuji.kagawa.jp/site/zentsujitoday/kofunmovie2015.html
Posted at 2015-04-29 14:53
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Posted at 2015-04-29 15:23
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