黒猫のサリー
May
18
亡くなってから、もう12年になるのか…。
写真は飾っているけど、思い出すこともあまりなくなっていた。
ふと、mixiに記していた日記を目にした。
サリーが亡くなるまでの4日間の記録。
大泣きした。
忘れてなどいなかったんだ。
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サリーは近所の野良猫だった。まだ小さかった。
ある日、私と目が合うと、「にゃー」と鳴きながら付いて来た。仕方なく飼うことにした。
サリーと名付けた。
「サリー」と呼ぶと、「にゃー」と返事してくれた。あと、「サリーさん」「サリどん」などと呼んでいた。試しに「ミーちゃん」と呼んでみたら、返事した(笑)自分の名前はあまり認識していなかったのかな。
猫は“寝子”とも書くが、よく寝る。寝るのが仕事。1日16時間ぐらい寝る。サリーもよく寝ていた。
起きている時は、大体私にくっついてきた。
帰宅したら、にゃーにゃーと大歓迎。
座ったら膝の上に乗ってくる。仰向けに寝そべったら腹の上に乗ってきて、顔をめちゃめちゃ近づけてきては喉をゴロゴロ鳴らす。たまにキスされた。横向きに寝てTVを見ていると、私の腕に自分の頭を乗せてきて、2人並んでTVを見ていた。
朝になり、出勤の用意をしていると、無言でスネだす。座って向こうを向き、顔を少しこちらに向けている。「お前は“見返り美人”か!」ちょうど、菱川師宣の見返り美人図のようになっていた(笑)あなたのエサ代稼ぐために行くんだけど、そんな道理は猫にはわからないのよね。。
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あなたと過ごした15年間、めっちゃ楽しかったよ。
ありがとね、サリー。
★☆さわログ☆★