＜2024.2.2〜5＞

前週に受けた検査の結果を聞きに行く。

診察室へ呼びに来た看護師の表情で、結果がわかった。

もう少し、演技をしてくれ。

診察室に入り椅子に座ると、主治医から手術を受けるように言われる。

明るい感じで言われる。

まぁ、深刻に言われても、こちらも不安が増すだけだ。

検査を受けてから1週間。この件はほとんど忘れていた(笑)

いや。忘れたくて忘れていたのか。

いや。結果は悪いものではないと、思い込んでいたのか。

このクリニックでは手術はできないので、大阪府内の総合病院を紹介してもらう。

「何かあったら僕に相談しにおいで」

主治医が言う。

泣きそうになる。声が震える。

診察を終えると、受付の方が手際良く総合病院の診察予約をしてくれた。

手術する前に、一度診察をするそうだ。

会計時に、紹介状を渡される。

なるべく普段どおり、楽しく過ごそうとしているが、時々悪い未来を想像してしまう。

でも、あまり大仰になっても、自分自身を辛くするだけだし、周囲の人も困惑させる。なかなか温度設定が難しい。

この2、3日で、私が一番心配しているのは、総合病院の執刀医が優しいかどうか、ということがわかった。クリニックの主治医とまではいかなくても、優しい先生でありますように。

問診票を記入した。5枚もあった。

加入している保険会社に問い合わせたところ、入院・手術費共おりると言うので、少し胸を撫で下ろした。

(つづく)

さわログ