1部は全部で8曲
May
21
このアレンジは面白くて、バリトン、バストロンボーン、ベースの低音楽器がメロディを主導します。
テナーサックスとトロンボーン、アルトとトランペットがそれぞれハーモニーを作っていくという、従来のアレンジとは違うものです。
この曲は、凝ったアレンジなのにテンポも速くて気が抜けません。
おまけに途中でソロがあります。
リハの時には、跳ね返りの調整ができていなかったので、途中で分からなくなってしまいましたが、本番では何とかできました。次はホーギー・カーマイケル作曲の Stardaust です。
今回は、テッドヒースアレンジのビックバンドでは定番になっているもので、トランペット2人をフィーチャーしました。
テッドヒースのアレンジは、高い音を小さな音量でのばしたり、ノンビブラートの指定があったりするので、簡単な譜面ですが、雰囲気を出すのは難しいですね。
でも、サックスのフレーズに美味しいところもあります。次はトロンボーンをフィーチャーした、コンスエロ・ヴェラスケス作曲の有名なラテンナンバー Besame Mucho です。
この曲では、サックスのタンギング練習のようにフレーズを短く吹かなくてはいけないので大変なのですが、綺麗なハーモニーばかりではなく、ラテンの激しさを表現するため、半音で隣の人と当たったりして、ハーモニーが凝縮されているものも面白いですね。次は Count Bubba 以前にも何度か書きましたが、ゴードングッドウイン作編曲の難易度の高い曲です。
Love For Saleと同じように縦のハーモニーを多用していますが、途中のサックスだけのソリ、続いてトロンボーン、トランペットだけのソリがあり最後に一緒になって、ソロに引き渡すという、とても面白いアレンジになっています。
このソロは、アルト2人が1コーラスずつやりますが、私は1番手です。
本番前日に最後の仕上げをしましたが、出来映えはどうあれ思ったフレーズを吹くことができたました。
今までテナーの時は、その場限りで吹くことが多かったのですが、今回はソロがある曲全部を考えて吹いてみましたが、この方が良いですね。1部の最後は、琴、尺八が入った山木幸三郎先生のブッダガヤという、インドの都市をイメージした曲です。
途中でラテンリズムが入ったりしますが、心に訴える曲です。
聞きに来てくれた方は一番印象に残ったようです。1部は全部で8曲ありますが、あっという間に終わったような気がします。
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