X''masプレゼント企画 David Sanborn Clinicの概要 4
Dec
27
皆様はいかがですか?クリスマスも終わったし、X''masプレゼント企画の題名もおかしいですね。
年内には全てお伝えできるので、このままにしておきましょう。
さて、早速クリニックの続きです。
今日の質問は、以前このブログでも話したことがある内容です。
さてサンボーンはどのような回答をするのでしょうか質問3 サンボーンさんに憧れてサックスを始めて、セッティングも同じようにしているのですが同じような音が出ません。
何かコツがあったら教えてください。
David Sanborn実はこれは興味深い問題で、まずセッティングは自分に合ったものにしなければなりません。
哲学的な問題にするつもりはありませんが、まず最初に、あなたが何を求めているかを明らかにしなければなりません。
そしてそれを実現するための楽器を選び、マウスピースを選ぶのです。例えば、私は若い頃、フィル・ウッズに憧れていました。
彼が演奏するところをしっかり見ました。
セルマーを吹いていました。
いい楽器ですし、90%の人はセルマーを吹いていますから。
メイヤーのマウスピースを使っていました。
私も使ってみました、何回も何回も試してみました、でもダメでした。
私には向いていなかったのです。
そして気付いたのです、他人の真似をしていても、ある時点で自分自身の音を掴まなければならない、と。
そこで哲学的な問題に向き会います、「私は誰だ?」、「私は何を表現したいんだ?」、「私の個性は?」、そして「私は何故これをやろうとしているのか?」、と自問は続きます。
もちろんこれは、皆さんが私の真似をしてはいけない、ということではありません。
結局は、自分のやりたい音楽に合う楽器、マウスピース、リガチャ、リードなどのセッティングを自分で探すことが重要ですね。
他にもネックを変えるとか、楽器のメッキを剥がすとか、逆にネックにメッキをかけるとか、いろいろと改造はありますが、サックスは沢山のパーツがあるのでネジ1本変えても音が変りますので面白いですね。あまりサックスオタクにならないようにして、練習中心に頑張りましょう!
ほとんどが楽器やパーツよりも、技量が問題の場合が大半ですからね。
基礎練習が大切です。
私も練習しないと・・・今日はこのへんで