おたすけおじさんの久しぶりの質問コーナー2
Apr
7
冗談ではなく、最近悩んでいることですので、できるだけ詳しく教えてください。・フラジオの出し方
かろうじて、G、G♯、Aまではでますが、それ以上がでません。
Aまでもかなりか細く、出たりでなかったりです。
フラジオの練習にはオーバートーンの練習が効果的とも
聞きますが、具体的に効果のでやすい練習法があれば教えてください。・ファズトーンの出し方
同じく具体的な出し方、効果の出やすい練習法を教えてください。
●ご質問いただきありがとうございます。さて、ご質問の件ですが1.フラジオがHi-Aまでで、それも音が細い ということですね。フラジオは無理に出そうとしても、音が細くてウルサイだけの音になってしまいます。 音が細いのは、アンブシュアを締めている事が原因ですから口も痛くなりますね。マウスピースにもよりますが、フュージョンでよく使われるようなメタル製だと、よけいにうるさい音になる傾向があります。フラジオの練習はどうすればよいか? ですが、おっしゃるとおりオーバートーンです。
なぜオーバートーンかというと、最低音のBbで3オクターブ以上出ますから、その時の口の中のかたちを応用するんですね。
オーバートーンは、リードに当たる息のスピードを変えないと絶対に出ません。 フルートを吹くと分かりやすいかもしれませんね。息のスピードをコントロールするには、口内の舌の付け根あたりを上に上げると水を出しているホースの先を指で押さえるのと同じで、息のスピードが上がります。
もちろんお腹からの圧力もかける必要がありますが、極端にはかけないです。この舌の微妙なコントロールを覚えるには、オーバートーンが一番分かりやすいんですね。 以前のブログにも書きましたが、舌の奥を変えてオーバートーンの音が出るきっかけを探すことです。 あとはお腹からの圧力を上げ、良いポイントを見つけてください。
何度もやっていると、口や舌、アンブシュアが覚えてくれます。
それで高い音が出るようになったら、その口のかたちで、フラジオの指で出してみてください。 全く同じではないかもしれませんが、近いと思います。
息のスピードを上げることができているので、フラジオも出しやすいと思いますよ。あとは、太いフラジオの出し方ですが、決して高い音だからと言って、口を締めて出そうとしないでください。 音が細かったり、出づらいのは、アンブシュアを締めて無理にフラジオを出そうとしているからです。昨日のブログに書いたように、まずは低音をしっかりと響かせるアンブシュアを作りましょう。
そして徐々に高い音まで太い音で出せるアンブシュアを作ると、フラジオ音域でもあまり締めずに出すことができ、音もやせません。もうお分かりだと思いますが、アンブシュアをあまり締めずに、息のスピードを上げてお腹からの圧力で支えてあげるんですね。フラジオが出てからの練習方法としては、たとえばHi-Aを出した時に、pp〜ffまでクレッシェンドしてみることです。 これがちゃんとできるようなら、アンブシュアも大丈夫でしょう。 太いフラジオのクレッシェンドは、トランペットに勝てるくらいの大きな音が出ますよ。
あせらずにフラジオに取組んでくださいね。
高い音ばかり練習していると、中低音の一番サックスらしい音が出る音域が
台無しになりますので気をつけてくださいね。
2.ファズトーンについては、時々間違って私も出しますが、意識的に出す練習をしたことがないので、よく分かりません。 今度研究してみます。
原理的には、2つの音を一緒に出すことですので、フラジオ時の口内のポイントを変えて、息のスピードやマウスピースに入れる角度などを微妙にコントロールして、いわゆる中途半端なアンブシュアで出すような気がします。 グロートーンできっかけがつかめるかもしれないな〜? よくわかりませんが・・・ ちゃんとした答えが出せなくてすいませんです。今日はこのへんで・・・
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