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- おたすけおじさんの タンギング のお話
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今日は、予定を変更してタンギングのお話いたします。
おたすけおじさんの タンギング のお話
こんにちは サックス奏者の皆様
マウスピースのお話をしようと思いましたが、質問がきましたので、今日はタンギングのお話をいたします。
タンギングは、難しいですね〜 自分の舌なのに、思ったように動いてくれなくてイライラします。
今日の質問は、中学1年生の方で、吹奏楽部に所属しているテナーサックス奏者です。
では、いきましょうか
Q12 : タンギングをもっと早くするには。どうしたらいいの?
質問なんですが、タンギングを速くするにはどうしたらいいのでしょうか?? 前よりは速くなったのですがまだまだです。 ぜひ教えてください!!
A : タンギングにもいろいろ種類があります。 ハーフタンギングという、音を全部止めないで出すタンギングとか、フラッタータンギングという、舌を”ツ ルルルルル・・・・”とやりながらリードに舌を連続的にあてるトリッキーなタンギング、他にもタンギングといえるか分かりませんが、エアータンギングなんて訳の分からないのもあります。 この話は別の機会として、今日は吹奏楽をやられているサックスプレーヤーですので、ハッキリとしたタンギングと言うことでお話ししたいと思います。
タンギングって?
音を止めるのがタンギングと思うでしょうが、違うんです。 音を出すのと止めるのがタンギングなんです。
4分音符でも8分音符でも16分音符でも一緒です。
音を出す時からタンギングの始まりですから、息だけで音を出し始めると、音の出だしがハッキリしません。
音を止めるのは、ちゃんと舌で止めると思いますので、大丈夫だと思いますが、音の出だしも舌でリードの振動を止めてから出すんです。
勢いがありすぎると、アタックが付いたような暴力的な音になってしまいますので、注意しましょう。
あとは、タンギングするたびに、口が(アンブシュアが)動かないように注意してやってください。 舌の動きが最初は大きくなりやすいし、思ったように動いてくれないのですが、暫く練習を続けていれば大丈夫です。
タンギングは、アタックとは違うので、強く息を吹き込まないように、舌だけでやります。
音を出すときは、止めるときのやり方と同じで、
1.舌をリードに付けて音が出ないようにして、お腹からの息を舌で止めます。 丁度空気が出たくてしょうがない風船の口を止めている状態です。
(吹くときに息を出すと、すぐに音が出なかったり、破裂音のような音が出るので最初から、風船を膨らませたように準備しておくんですね。)
2.舌をリードから離して、音を出します。
3.舌をリードに付けて、音を止めます。 この時もお腹の圧力はかけたままです。 次に息を吸うまでは、圧力は抜かないで入れっぱなしの方が安定しますし、他のフレーズでも安定した演奏をするために圧力は抜かない方が良いです。
4.舌を離して、音を出します
簡単に言えば、この繰り返しを早く行うのがタンギングです。
そして、出てくる音は、ヨウカンを切ったように、音の出だしと終わりがハッキリとなるようにしてください。
これは”pp〜ff”でもできるようになってくださいね。
始めは、早くできないのでゆっくりから初めて、だんだん早くして慣れていくんです。
金管楽器のように、ダブルタンギングはほとんどできないですから、サックスのタンギングは難しいんですよ。
タンギングの、発音は ”TaTaTaTa” よりも ”TuTuTuTu” の方が、やりやすいかもしれません。
私のようにジャズをやっている人は ”DuDuDuDu” とか ”DaDaDaDa”の濁音でやります。
他にも ”RuRuRuRu” とか ”TsuTsuTsuTsu” とかありますので、やりやすい発音を探してみてください。
この発音を意識しながらやると、わりとスムーズにできるようになりますよ。
では、1つの音での、タンギング練習方法です。
1.ゆっくりとしたテンポで、8分音符で吹きやすい音(下のソから中間のドくらい) で始めます。 高い音で始めると、口を締めて痛くなりますので、なるべく無理なく出る音で始めてくださいね。 慣れてきたら、テンポを徐々にあげて行きます。 そして次の音でやって音域を広げていきます。
普通は、これを毎日やっていきましょう で終わりですが、私がやっている難しい練習方法をお教えますね。
2.始めは、3連符で ”TuTuTu” ”TuTuTu” ”TuTuTu” ”TuTuTu”・・・ とやります。
次に、
3連符の1番目を普通に吹いて、残りの2つの音を小さく吹きます。
つぎの3連符は、2番目の音を普通の音量で吹いて、1と3番目を小さく吹きます。
最後の3連符は、1と2番目を小さく吹いて、3番目の音を普通の音量で吹きます。
普通の音量で吹くのを ”Tu” として、小さい音量を ”tu”とするとこうなります。
”Tu tu tu” ”tu Tu tu” ”tu tu Tu” ・・・ 繰り返し
始めは難しいですが、アーティキュレーションを付けるためにも、とても良い練習方法なので挑戦してみてください。
これができたら、16分音符で同じように順番に普通に吹く音を変えてやります。
アクセントにならないように注意してやってみてください。
この練習は、慣れないと訳が分からなくなりますが、アーティキュレーションを自由に付けられるようになる練習ですので、ゆっくりと確実に、どこの場所でも、イントネーションが付けられるようになってくださいね。
今日は、タンギングの練習方法 のお話でした。
明日・明後日は、本番があるためお休みです。
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◆ 音の高さ表記は、C=ド、D=レ、E=ミ、F=ファ、G=ソ、A=ラ、B=シ でお話ししています。
ご注意 : ここでお話しすることは、私のジャズサックス人生での経験上のことですので、全てが正しいとは限りません。
いろいろなやり方・奏法・考え方がありますので、参考程度に読んでください。
とは言っても、経験上で間違ったことを書くつもりはありませんのでご安心を
皆様からのご意見も取り入れて、私も勉強していきたいと思いますので、温かく見守っていただければ幸いです。
* サックスを習っている方は、講師・先生の教えを優先してくださいね。
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